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◆◆ Track Day 5 ◆◆ |
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月日 |
概要日程 |
3月1日(晴) |
成田〜(国際線, 11時間半)〜クライストチャーチ |
3月2日(雨) |
クライストチャーチ -> クイーンズタウン(国内線, 1時間) |
3月3日(晴) Day 1 |
クイーンズタウン〜(バス)〜テアナウ・ダウンズ〜(船)〜グレイドワーフ〜(徒歩1.2km)〜グレイドハウス |
3月4日(晴) Day 2 |
グレイドハウス〜(徒歩16.1km)〜ポンポローナロッジ |
3月5日(晴) Day 3 |
ポンポローナロッジ〜(徒歩14.9km)〜クィンティンロッジ |
3月6日(晴) Day 4 |
クィンティンロッジ〜(徒歩21.8km)〜サンドフライポイント〜(船)〜マイターピークロッジ |
3月7日(雨) Day 5 |
マイターピークロッジ〜波止場〜(船でクルーズ)〜波止場〜(バス)〜クイーンズタウン |
3月8日(晴) |
クイーンズタウン〜(国内線, 1時間45分)〜オークランド |
3月9日(晴) |
オークランド〜(国際線, 11時間10分)〜成田 |
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■3月7日 (Track Day 5) コースタイム
起床 07:0, 朝食 07:15, ロッジ発 08:30〜(バス)〜波止場発 09:00〜ミルフォード・サウンドのボートクルーズ〜
波止場着 11:00〜(バス)〜テ アナウ 13:00〜(バス)〜クイーンズタウン The Station
16:00着、解散 |
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今日はもう歩かなくて良いから気が楽だ。朝の7時にガイドのショーンが、モーニングコール代わりに、各部屋をノックしてくれた。7時15分からランチのサンドイッチ作りをして、朝食を食べる。
荷物をまとめ、帰りのバスに積み込む。ロッジを8時半に出発し、波止場まで循環バスで向かう。ここで、大型のクルーザに乗船し、9時に港を出港した。
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Mitre Peak Lodge
(08:00) |
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ロッジから見たマイターピーク (07:58)
View from the Lodge |
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乗船した大型クルーザ (08:45)
View from the Harbor |
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天気は曇り、時折、パラパラと小雨が降ってくる。青空の下でクルージングしたかったが、トレッキング中、奇跡の快晴に恵まれたので、贅沢はいえない。昨日、サンドフライポイントからのボートで、晴れのミルフォードサウンドの景色も見ていたので、さほど悔しくはなかった。
船のデッキに出て見物するが、風が冷たくて結構寒い。ガイドの言うように、ジャケットを持参してきて正解だった。
山の頂はガスの中に隠れており、少し残念だ。晴れていれば絶景だろう。
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On a cruiser
(08:57) |
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Milford Sound (09:12) |
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Milford Sound (09:27) |
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Milford Sound (09:33) |
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Milford Sound (09:50) |
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予定通り、11時に帰港し、2時間のクルージングを終える。雨がかなり降り出したので、辺りの山々はガスに覆われ、景色も見られなくなってきた。
一旦、ロッジに戻り、ツアーバスに乗り込み、ミルフォードサウンドを後にする。 |
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マイターピークロッジからの眺め (10:59)
View from the Mitre Peak Lodge |
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トンネルへの急な登り坂 (11:19)
Road for the Homer Tunnel |
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バスはHomer Tunnelに向かって、急な坂道を登っていく。晴れていれば、良い景色が見られるのであろう。このHomer
Tunnelは、1935-1953年の長い年月をかけて、かなり苦労して完成したトンネルだ。ミルフォードサウンドと街を繋ぐ唯一のトンネルだ。トンネルの中は、今でも素堀りの状態のままである。
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Homer Tunnel
(11:21) |
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ミルフォードサウンドから離れるに従って、徐々に天気は良くなってくる。途中、一ヶ所でトイレ休憩をとる。その後、車窓に映る放牧されたヒツジなどを眺めながら、バスの中でランチのサンドイッチを食べた。そして、出発から約2時間、午後1時に、テ
アナウのホテルに到着した。
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(13:12) |
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車窓からの眺め (12:34)
View from the Bus |
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これから入山するグループのバス (13:18)
Te Anau Hotel & Villas |
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ここは、ガイドウォークの合流点になっており、今日からトラックに入る一行がいた。4日前、僕らがここに到着した時は快晴だったので、外で記念撮影をしたが、今日は雨のため、これから入山するグループは室内で記念撮影をしていた。
今日のミルフォードトラックは雨だろうな〜。初日から雨の洗礼を受けるとは大変だな〜、などと身勝手な想像をしてしまう。
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Fiordland
Tramper |
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13時にTe Anauのホテルを出発し、クイーンズタウンに向かう。ここからは青空も広がってきたので、のんびりとした田園風景を楽しんだ。
車窓より、見覚えのあるワカティプ湖が見えてきた。そして、予定通り、16時にクイーンズタウンのThe
Stationに到着した。
仲良くなったチャレンジャーにお別れの挨拶をして、ホテルに向かった。
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Lake Wakatipu
(15:19) |
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車窓からの眺め (14:26)
View from the Bus |
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ボブズヒルからの眺め (18:10)
View from the Bob's Hill |
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ホテルにチェックインし、夕食までは時間があるので、近くのボブズ・ヒルにゴンドラで登ってみた。
雲が出てきていたが、コバルトブルーのワカティプ湖がとても綺麗だった。
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Gondola Station
(17:57) |
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ボブズヒルからの眺め (18:10)
View from the Bob's Hill |
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ボブズヒルからの眺め (18:10)
View from the Bob's Hill |
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ボブズヒルからの眺め (18:13)
View from the Bob's Hill |
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ボブズヒルからの眺め (18:28)
View from the Bob's Hill |
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4日間のウォーキング中、結局、僕は虫除けを塗らなかった腕の中2ヶ所をサンドフライに刺された。友人は10ヶ所ほど刺されて苦しんでいたから、僕はマシな方だろう。同じ行動をしているのにこの違いは何だろう? サンドフライにも好みがあるということか?(苦笑)。
ともかく、1年越しで計画してきたミルフォード・トラック挑戦への旅は、こうして無事、幕を閉じたのだった。
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Queenstown Airport
(3/8 12:06) |
・・・ 完 ・・・ |
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ワカティプ湖にて (3/8 09:41)
At the Lake Wakatipu |
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後記)
つたない紀行をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。このミルフォード・トラックは、是非とも歩いてみたい場所の一つでした。小さな会社で仕事を抱えている身ですので、9日間とはいえ、なかなかまとまった休みが取りづらいのですが、体力に自信が持てるうちでないと、トレッキング中に迷惑を掛けるかもしれないし・・・、体力がなければ楽しさも半減してしまうかもしれないし・・・、そんな想いもあって、少し無理をしましたが、今回のトラック行きを決行した次第です。
振り返ると、たった5日間でしたが、大変、内容の濃い毎日を過ごすことができ、一言二言では語り尽くせません。トラックの自然の素晴らしさは言うに及ばすですが、それ以外にも、色んな国の方々と、同じ目的を持ちながら毎日を歩くという、初めての体験もできました。5日間も行動を共にしていると、一種の仲間意識のようなモノが芽生えてきて、とても仲良くなり、別れが辛く感じたほどです。
また、トレッキングガイドは、今まで私が勝手に抱いていた印象とはかなり違っていて、とてもやさしく、かつフランクで、顧客を楽しませるというプロ意識がとても強い、素晴らしい職業であることを知りました。私の息子のような若い世代の方々ばかりでしたが、彼ら彼女らのプロ意識の高さには、とても感銘を受けました。
これから、このトラックを歩いてみようという方々に、何かお伝えできることがあるとすれば、それは足腰を鍛えてから望まれたほうが良いかな? ということです。決して過酷なコースではありませんが、1日16kmほどを3日間連続して歩きますので、それなりの体力と持続力が必要です。途中で、標高差800m程の峠を登り下りしますし、雨ともなると、思った以上に体力を消耗すると思われます。体力をつけてから臨めば、当地で得られる楽しさも倍増すると思います。
日本では、自然保護というと、直ぐに立入禁止にして、その場所を人々から隔離してしまう傾向にあります。これでは何のため、誰のための自然保護でしょうか? NZの人々の自然保護に対する考え方は、これとはまったく異なるようです。まずは、自然の素晴らしさを自分達で体感し、さらに多くの人々にも体感してもらう。そして、その良さを充分知った上で、だから守っていこう、ということのようです。単純なことですが、なるほど、と思いました。ミルフォード・トラックのような素晴らしい自然の中に4日間も浸っていれば、どんな人だって、この素晴らしい自然は守っていかないといけない、そう思うはずです。思わせるだけの素晴らしい自然がそこにありました。
ミルフォード・トラックには、ガイデッド・ウォークだけでも、1日に50人もの人々が、毎日入山しています。シーズンの半年間で、9,000人の入山者数になります。これだけの人々が入山するエリアですが、今回、4日間歩いた全長54kmのトラック中には、ゴミ一つ落ちていませんでした。決して大袈裟に言っているのではなく、ほんとうにゴミの欠片一つも見かけませんでした。正直、これにはビックリしましたし、その徹底ぶりには大いに感心しました。
日本でも、こんな自然との付き合い方が広く浸透することを願っています。
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