北海道・知床半島の旅
2005年9月2日〜6日
◆◆ Part 4 ◆◆
Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 Part 5
■9月5日
宿 -> ウトロ港 -> 知床岬へクルージング -> ウトロ港 -> 知床峠 -> 羅臼町 相泊温泉 ->
セセキ温泉 -> マッカウス洞窟 -> 知床峠 -> 宿
ウトロの町から知床縦断道路を約30分程走り、知床峠に到着する。着いた時、羅臼岳山頂はガスに覆われていたが、しばらくまっていると次第にガスが取れ、雲中から雄大な姿を見せてくれた。何度みてもここからの羅臼岳はかっこいい。

知床峠の駐車場
知床峠からの羅臼岳(1661m)
相泊温泉・海岸にある素掘りの露天風呂
知床峠からは一路、知床半島の羅臼町側の最奥部にある相泊温泉を目指して車を進めた。ここには、海岸を掘っただけの温泉がある。公共施設で無料である。湯の温度はけっこう熱く、下のほうから湧き出てくるのだ。海岸を掘っただけで温泉が湧き出るとはなんとも凄い場所だ。男女左右に分かれており、中には脱衣場スペースもある。

中はこんな感じ 道路からの風景
海岸の露天風呂より数百メートル先に行くと相泊橋を渡る。ここが車で行ける道路の終点である。ここから先に道路はない。ここから2日かけて海岸線を歩いて、知床岬まで行く冒険野郎もいる。かくいう自分も是非行ってみたいと密かに計画を練っている。

知床公園羅臼線・起点
道路はここで終わり(相泊)
セセキ温泉
相泊から引き返すこと約数キロ、同じく海岸沿いにセセキ温泉がある。我々が行った時は満潮時間帯で、写真のように運悪く海中に水没していて入浴は終了していた。

セセキ温泉からは目と鼻の先に国後島が見て取れる。この近さからしても、どうみても日本の領土という感じがヒシヒシとする。僕は自分の目で国後島をみたのはこれが初めてだ。
国後(くなしり)島
国後(くなしり)島
島というより大陸的大きさで、地図を見て頂ければかわるが、知床半島よりは遙かにでかい島だ。マジマジと眺めていると、早く返還されることを願わずにはいられない複雑な心境になる。
羅臼町の中心部近くにはマッカウス洞窟があり、珍しいひかりゴケを見ることができる。ひかりゴケは光線を背にして見ないと光ってみえません。僕らがここを訪れたのは16時40分頃だったので、微妙な時間だったが、かろうじて何ヶ所かで光る姿を見ることができた。(下の写真の通り)

ひかりゴケ ひかりゴケ
マッカウス洞窟
夕暮れ時の羅臼漁港
マッカウス洞窟を見学した後、羅臼漁港に立ち寄った。羅臼町側はウトロ側のように観光客で溢れているということもなく、とても静かな漁港である。地元の方々はもっと観光客が来ることを望んでいるのかもしれないが、僕はこういう雰囲気の知床のほうが好きだ。
陽も沈みかかった頃、帰路の途中でプユニ岬に立ち寄った。少し夕焼けも出ていて、なかなか綺麗な眺めだった。

プユニ岬
プユニ岬からのウトロの町
回転知床寿し&かに乃家
さて、知床の夜も今日が最後である。あっという間の4日間だった。夜はおきまりの食べ歩きツアーだ。後、2ヶ所行っておきたい場所を残している。僕らは無謀にも夕食のはしごをすることに決め込む。まず、ウトロの街の中心にある「回転知床寿し」という店に入る。好きなにぎりを腹5分程食べ、まずは知床の寿司を堪能する。

隣の直営の土産物店に立ち寄り、羅臼昆布等を買い込んだ後、我々にとっては知床最後のお店となる「くまのや」に向かう。
「くまのや」では、刺身や羊の肉などを食べる。つぶ貝も美味しかった。また、地元の人に美味しいラーメン店を聞いたところ、迷うことなく「くまのや」との答えだった。この推薦を信じ、僕は最後の仕上げに海鮮ラーメンを注文した。出てきたのは塩味のさっぱりしたラーメンだった。このお店のラーメンも麺が美味しい。知床の麺は何でこんなに美味しいんだろう。答えの出せぬまま、最後のグルメツアーを満腹で終えた。
くまのや(カウンター) くまのや(外)
くまのやの海鮮ラーメン(塩味)
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