北海道・知床半島の旅
2005年9月2日〜6日
◆◆ Part 2 ◆◆
Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 Part 5
■9月3日
宿 -> 岩尾別温泉 -> 羅臼岳 -> 岩尾別温泉 -> 宿
羅臼岳登山の詳細はこちら
いきなり夜の食事の話です。羅臼岳登山を成し遂げ、旅の主目的の一つを終えた心地よさの中、夜は最近出来たばかりという近くの料理店「八重樫」に向かった。ホテル「夕陽のあたる家」のスタッフに教えてもらった店だ。何でも2週間ほど前に開店したばかりということで、旅行ガイドブックにはもちろん載っていない。

開店したばかりということで、すごく綺麗なお店だった。聞いたところでは、ここのご主人は元寿司職人ということだった。甘エビ、サンマ、念願のホタテ、タコなど、地元産の新鮮な刺身を思う存分味わった。僕は最後に知床豚のブタ丼で今日の一日を締めくくった。

八重樫の前にて 八重樫のご主人
甘エビ、サンマ、ホタテ、タコの刺身
■9月4日
宿 -> 知床自然センター -> 硫黄山登山口 -> 硫黄山登山 -> 硫黄山登山口 -> 知床五湖 ->
知床自然センター -> ウトロ港 -> 宿
硫黄山登山の詳細はこちら
朝、宿の窓から外を眺めると、眼下にたくさんのシカが静かに雑草を食べていた。野生なんだろうが、こんなことろにまで出没するとは思わなかった。既に人慣れしているようで逃げるそぶりはなかった。

この地では、道路を走っているだけで、かなりの頻度でシカと出会う。気をつけていないと衝突する危険がある。シカは猫などと同じ習性のようで、車が直前にまで近づいた時、急に道路に飛び出してくることがあるので、道路の脇にいるからといって油断禁物だ。
民家に出没するエゾシカ
知床五湖(一湖)と羅臼岳
硫黄山登山後、時間があったので、帰りがけに知床五湖を見物することにした。カムイワッカから乗車したシャトルバスを知床五湖で途中下車した。僕らが着いた時、ここの駐車場は満車状態で、大型バスも相当数が駐車していた。観光客が多いが、この地に来れば必ず訪れる場所だろうから仕方ない。

僕らは一湖〜五湖までを1時間ほどかけて一周した。3年前にもここに立ち寄ったが、その時は十分な時間が無かったのと、ヒグマが出没したとかやらで、三湖〜五湖は立入禁止になっていた。三湖〜五湖を見たのは今回が初めてだった。
写真を撮って絵になるのは、やはり一湖だろうか。二湖〜五湖の写真も撮ったが、腕が悪いせいか、あまり見栄えのする写真は撮れなかった。

知床五湖(一湖) 知床五湖(二湖)
知床五湖(一湖)と硫黄山
知床五湖(五湖)
その後、再びシャトルバスに乗車し、レンタカーを置いていた知床自然センターに戻る。明日は知床岬までのクルージングの予定だ。知床自然センターを出てウトロの街に行き、クルーザーの予約をすることにする。

知床岬までは大型観光船オーロラと小型クルーザーの2種類の船のいずれかで行くことができる。お勧めなのは機動性の高い小型クルーザーだ。例えばクルージング中、海岸にヒグマを発見した時などは、クルーザーの場合は岸の近くまで近づいてくれる。大型船の場合は、座礁する可能性があることや、定置網がかなりあるので、易々とは近づいてくれない。

当初、小型クルーザーはどこも予約で一杯で、半ば諦めかけていたが、たまたま入った店の横のテラスでお酒を飲んでいたあんちゃんが、とあるクルーザーの船長ということで、融通を利かせてくれたようで、なんとか3名分を予約することができた。
今夜の風呂は宿から歩いて数分のところにある「夕陽台の湯」に行くことにした。町営の浴場だ。地元の人以外は有料で\500である。ここの露天風呂から見たオホーツク海に沈む夕陽は、「夕陽のあたる家」同様、なかなかの光景だった。ただ、目の前に大きな木が数本あり、これが視界を遮っているのが少し残念だった。風呂のスタッフの人に聞いた限りでは、この地域が世界自然遺産に登録されたことで、木の伐採が簡単にできなくなったと言っていた。

さて、今日の夜はウトロの街に行くことにする。行き先は人気の居酒屋「番屋」である。あらかじめ予約しておいた。宿からは急な坂道を10分ほど降りたところにある。人気があるだけに、品揃えも豊富で、どれも新鮮で美味しい。つぶ貝、刺身各種、思いつくまま色々なものを味わった。中でもお勧めは、具たっぷりの「太巻き」で、ウニがかもし出すハーモニーが何とも素晴らしかった。
番屋のご主人と
つぶ貝
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