平成の気まぐれ山行記 2004年9月12日
屋久島・縄文杉トレッキング
(荒川登山口〜縄文杉往復)
2004年9月5日
その1
 
 屋久島旅行の代名詞ともなっている縄文杉トレッキング。といっても、途中からは一般の登山路になることと、往復約10時間の行程であり、それなりの山歩きの備えが必要である。中にはサンダル履きの旅行者も見かけるが、少なくともそのような姿で大株入口から先に立ち入るべきでない。我ら中年登山隊は、前日の宮之浦岳登山の疲れも癒えぬまま、少ない休みを有効に使うべく、老体にむち打って連日のトレッキングと相成った次第である。
◆ コースタイム ◆
起床4時30分/宿(安房地区)発 05:30〜(徒歩)〜バス停05:37〜(バス)〜荒川登山口07:00〜小中学校跡07:45〜三代杉08:15〜大株入口09:06/09:40〜ウィルソン株10:10〜大王杉11:03〜縄文杉11:45/12:10〜ウィルソン株13:17/13:25〜大株歩道入口13:57〜小中学校跡15:26/15:40〜荒川登山口16:20/17:00〜(バス)〜宿着18:00
■屋久島の旅(道中記)
■ルート断面図
■マップ
荒川登山口
土砂崩れの影響で、路線バスはこの駐車場の手前数百m
までしか入ってくれない
 島内滞在中、レンタカーを借りていたが、現在、荒川登山口へのマイカー乗り入れは規制されており、バスかタクシーでの入山となる。

 バスは朝夕1便しかなく、バスを利用して入山する場合、縄文杉トレッキングはバスの時刻に合わせて行動することが強いられる。

 前日に投宿先経由で朝食と昼食の手配をしておいた。当日はバスが手配したお弁当屋さんの前で停止してくれるとのことであった。

 4時30分起床、前日の宮之浦岳登山の疲れが癒えておらず、足腰の痛さに布団から起きあがるのに一苦労した。バス停まで5分ほど歩き、定刻にバスに乗車する。バスはほぼ満席だった。途中、注文したお弁当を受け取り、7時少し前に荒川登山口に到着した。

 人気のトレッキングルートということもあり、登山口には100人ほどの登山者が出発の準備をしていた。女性用のトイレは大行列となっていた。こういう時は、男に生まれて良かった・・・などと、勝手な解釈をし、出発の準備をする。

 既に小雨がぱらついており、これも次第に近づいてくる台風18号の影響だろう。今日も晴れは期待できそうにない。7時に登山口を出発する。

 ここから大株歩道入口までの約8kmのトロッコ道をひたすら歩くことになる。それにしても、枕木がむき出しになっているところは、なんと歩きづらいことか。周りの景色に見とれているとつまずきそうになり、登山者にとってはやっかいな道だ。

 1ピッチ約45分で小杉谷小中学校跡に到着する。写真だけ撮って先を急ぐ。それでも我々中年登山隊はかなりの人数の人に追い越されてしまう。

 昨日にもまして風が強くなっており、途中、何カ所かにある手すりの無い橋を渡る時は、突風が来ないことだけを祈って渡る。

 小杉谷の河原には、見たこともないような巨大な石(というか岩と言ったほうが適切?)が点在しており、不思議な光景であった。

 出発してから2時間強で、大株歩道入口に到着した。それにしても長い道のりだった。ここで遅めの朝食をとる。雨も本格的に降り出してきたので、雨具装着での完全武装で大株歩道に入った。

大株歩道入口まではこのトロッコ道を約8kmひたすら歩く
太忠橋(だったかな?)
手すりがないので強風時は注意が必要
小杉谷には想像を絶する大きな岩が点在する
小杉谷・小中学校跡
大株歩道入口
ここからは本格的な山登りとなる
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