屋久島の旅(道中記)
2004年9月3日〜8日
月日 日程(予定) 日程(結果)
9月3日 羽田〜鹿児島〜屋久島、島内散策 羽田〜鹿児島〜屋久島、島内散策
9月4日 宮之浦岳登山 宮之浦岳登山
9月5日 縄文杉トレッキング 縄文杉トレッキング
9月6日 屋久島〜鹿児島〜羽田 台風18号の影響により島内停滞
9月7日 台風18号の影響により島内停滞
9月8日 屋久島〜鹿児島〜羽田
■屋久島マップ(屋久島環境文化財団へのリンク)
その1
鹿児島〜屋久島への機内より見た開聞岳
■9月3日(島内滞在1日目)
 数年前に知り合った友人から、「屋久島か利尻島に行きましょう!」と幾度か誘われていた。個人的には2年前の2002年に利尻島を訪れていたので、行くなら屋久島かな?と内心思っていた。

 そんなある日、急に屋久島行きが具体化してきた。これはもうなんとしても行くしかない! そんな思いで参加メンバーが都内に集合して計画を練った。

 皆、仕事を持っている熟年なので、可能な限り短い休暇でエンジョイできるよう、少々強行軍の日程ではあったが、9月3日〜6日までの4日間の日程で屋久島行きを決定したのだった。
屋久島空港に到着
 自宅のある地域は皆まちまちなので、当日の早朝、羽田空港で落ち合うことにした。今回の屋久島行きの主な目的は、九州地方の最高峰である宮之浦岳(1936m)に登ることと、縄文杉トレッキングにあった。メンバーの中には登山経験の豊富な者もいれば、本格的な登山は初めてという者もいた。雨の多い地域なので、雨対策だけは万全にしていきましょう!という申し合わせをしていた。

 僕は始発電車に乗るべく、家の玄関を出た。大きなザックを背負っていたので、駅までの10分程の道のりを一人歩いた。9月とはいえまだまだ残暑が厳しく、電車に乗る前に一汗かいていた。予定通り空港に到着し、メンバーに合流。予定していたフライトで鹿児島に向け飛び立った。
屋久島空港ビル
 鹿児島空港で屋久島行きの小型機に乗り換えた。カナダ製のQ400という74人乗りのプロペラ機だ。30分ほどの短いフライトで、無事、目的地の屋久島空港に降り立った。
「茶屋ひらの」で食べた昼食
どうみても食べ過ぎ・・・ですよね?
 屋久島は、時折、日が差す曇り空だった。空港であらかじめ予約していたレンタカーを借りた。今回は5名のメンバーなので、大型のワゴン車を4日間通して借りる手はずになっていた。

 お昼の時間に近かったので、僕らは安房地区にある「茶屋ひらの」というレストランに向かった。30分ほどのドライブでその茶屋に到着した。そして、いきなりのフルコースを注文。料理の品を数えると17品。お昼からなんという贅沢な食事だろう。お昼からこんなに食べて良いのだろうかと心配になるほどだった。とはいえ、もともと口がいやしい僕は、出されたものはすべて完食(爆)。この島の特産であるトビウオはなかなかの美味だった。
トローキの滝
水が太平洋に直接注いでいる珍しい滝
 さて、腹ごしらえも十分過ぎるほどしたし、後は寝るだけ! というのももったいないので、僕らは食べ過ぎの重い体を引きづりながら島内観光と相成る。

 茶屋を出て道路伝いに島を南下することにした。まずは、トローキの滝というところに行ってみた。道路沿いに車を留め、少し山道を歩いていくとその滝はあった。ちょっと遠くにあるので、あまり滝の実感が伝わってこないが、滝の水が直接太平洋に注いでいるという珍しい滝だそうだ。
千尋(センピロ)の滝
 次に、千尋(センピロ)の滝に行った。山道を車で10分ほど登ったところに滝の展望台があった。なかなか豪快な滝のようだが、如何せん、かなり遠いので迫力はあまり伝わって来ない。ちかくで拝めたら結構な迫力だろうな・・・と思いながら、記念撮影を行う。この頃、いつの間にか空は晴れていた。
平内海中温泉
海中から源泉が湧き出しているが、満潮時には水没する
 さて、屋久島の滝を2つも見たことだし、今度は「平内海中温泉」という所に行くことにした。島の周遊道路から外れ、坂道を下ったところにその海中温泉はあった。オオ! ガイドブックで知ってはいたが、その名の通りまさに海中温泉だ。入口の立て看板にはなぜか「水着を着て入るべからず!」の表示があった。見れば入浴者はすべて男性。そりゃそうだろう。数名の女性観光客も入口近くまで着ていたが、男性がスッポンポンで入浴する姿を見て、直ぐに姿は無くなっていた。

 この海中温泉は満潮時には水没するそうだ。僕らが行った時は運良く満潮ではなかったらしい。湯に浸かろうか迷ったが、タオルを持ってきていなかったので、結局、我々は眺めるだけに留まった。
大川(おおこ)の滝
「日本の滝100選にも選ばれている迫力満点の滝だ
 我々はさらに時計回りで島を巡り、島の西側にある大川(おおこ)の滝を訪れた。日本の滝100選にも選ばれている滝らしい。この滝は間近で見ることができるので迫力満点だ。流れ落ちる水量の多さに圧倒される。小さな島でこれだけの水量があるのは、それだけ雨が多いということなのだろう。

 その後、島の西端の西部林道を経由して島内を一周する予定であったが、西部林道は補修工事の為、通行止めであった。手つかずの自然が道路沿いに楽しめるという唯一の地域だったので、楽しみにしていたのだが残念。仕方がないので、往路を引き返す。

 宿にチェックイン後、夕食は宮之浦地区にある居酒屋で宴会。メンバーの一人がお酒を飲まないので、レンタカーで行ったのであるが、他のメンバーは心おきなくお酒を浴びる。(爆)
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