ワクワク館(古生代の化石)
2001年8月19日
No.:W01
種 類:ウミユリ
年 代:デボン紀〜ペルム紀
    
(4億1500万年〜2億8900万年前)
採集地:岐阜県上宝村
大きさ:縦約10cm、横約6cm


※ あこがれの福地についにいってきました。あいにくの雨模様でしたが、石灰質の白い石から化石を見つけるには、石が濡れていたほうが発見しやすく、幾つかの化石を発見することができました。国の天然記念物に指定されている一ノ谷は立入禁止ですが、ここから下流域の沢で見つけることができました。
No.:W02
種 類:ウミユリ
年 代:デボン紀〜ペルム紀
    (4億1500万年〜2億8900万年前)
採集地:岐阜県上宝村
大きさ:縦約18cm、横約18cm, 3.8kg


※ 写真は見えやすくする為に、水で濡らしてから撮影しています。幾つものウミユリの柄の断面が見えます。重さが4kg近くありましたので、沢から持ってくるのが結構大変でした。

  左下の写真は、上の写真の一部を拡大したものです。
 「ウミユリ」は海底に生える植物のように見えますが、じつは棘皮動物です。長い棘(トゲ)をもって、海底を移動せずに根をはやしたように生きていた、ウニやナマコのなかまです。「ペルム紀の海底の様子」のページを参考にして下さい。)

 国の天然記念物に指定されている、福地の一の谷のオルドビス紀の地層からは、日本最古の貝型虫「パレオレペルディシア」が発見されています。また、シルル紀、デポン紀、石炭紀など古生代の多くの化石を産出します。年々、採集が難しくなっているようですが、機会があれば再び訪れて見たい産地の一つです。
No.:W03
種 類:
右−直角石(頭足類)Orthoceras sp.
左−床板サンゴ (Spuameopora hidensis Kameiかと思われます)
年 代:デボン紀前期(約4億年前)
採集地:岐阜県上宝村

※ 化石仲間と巡検した際に、河原(オソブ谷)の転石を調べている時に、偶然見つけたものです。この河原で直角石が見つかるのは大変珍しいそうです。
ワクワク館(古生代)
ドキドキ館(中生代)
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