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新噴火口へのルート(火山灰と火山礫のルート) |
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さて、展望台からは火山灰と火山礫の中をひたすら進む。大きな岩を乗り越えながらの登りなので、結構足にくる。 |
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所々で蒸気が立ちのぼっており、辺りは硫黄のにおいが
満ちている |
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途中、所々では、蒸気が吹き上がっており、その周りは黄色くなっている。硫黄が吹き出ているのだ。当然、辺りは硫黄のにおいで充満しているので、あまり気分は良くない。
ほんの少しの蒸気しか出ていない、小さな穴に手をかざすと、めちゃくちゃ熱くて、やけどをするところだった。生卵を持ってこなかったことを後悔した。(爆)
この難所を1時間ほど登ると、ハイマツが生い茂る尾根づたいのルートに入る。この辺りが新噴火口の最上部だ。 |
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火山礫ルート上部よりオホーツク海を望む |
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新噴火口最上部(標高約750m) |
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当初、我々はここまでと決めていたが、もう少し先まで行ってみることにする。さらに20分ほどハイマツ帯の中を進んだ。
岩混じりの大きな木の根が行く手を阻んでおり、この辺りはお世辞にも登山道とはいえない位、歩きづらい。 |
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新噴火口〜沢出合までのルート
木の根が多く極めて歩きづらい |
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森林限界付近まで行こうと考えていたが、行けども行けどもハイマツが背の高いハイマツが消えないので、沢出合の少し手前の標高約900m地点を最高到達地点とし、引き返すことにした。
丁度、高度では半分ほど登った計算になる。 |
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標高約900m地点から硫黄山を望む |
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ここで小休止していると、下から一人の登山者が登ってきた。聞けば、昨年夏に遭難して行方知らずの友人を捜しにきているとのこと。
この辺りでルートを踏み間違えると、ヒグマに出会う可能性が高くなるだろうから、違った意味で大変危険だ。どなたか知らないが発見されることを念じたい。
新噴火口最上部まで下山し、ここで大休止とし昼食をとる。その後、登山口に向かって、のんびりと下山を開始した。 |
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登山道脇に群生していた高山植物 |
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硫黄山に登るには、交通の便も考えると、やはり羅臼岳から縦走してくることが一番適しているようだ。この場合、稜線でのテント泊になるので、ヒグマの恐怖は消えないが、今度来る機会があったら、是非このルートを経由して一度は硫黄山の頂に立ってみようと思う。 |
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おまけ(9/4撮影)
知床五湖(一湖と羅臼岳) |
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おまけ(9/5撮影)
オホーツク海からの硫黄山とカムイワッカの滝 |
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おまけ(9/4撮影)
知床峠からの羅臼岳 |
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おまけ(9/6 AM4:50 撮影)
知床峠(羅臼町側)からの朝日を浴びる羅臼岳 |
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