屋久島の旅(道中記)
2004年9月3日〜8日
その2
安房林道沿いにある紀元杉
樹齢3000年、胸高周囲8.1m、樹高19.5mの立派な杉だ
■9月4日(島内滞在2日目)
 屋久島に入って2日目のこの日は、今回の主目的である屋久島の最高峰「宮之浦岳(1936m)」への登山である。

 朝、5時に起床し、レンタカーで登山口に向かう。途中、道路沿いに「紀元杉」という樹齢3000年の屋久杉があり、僕らは小雨が降る中、ここに立ち寄った。

 既に雨が降っていた為、記念撮影だけして先を急いだ。
■9月4日の宮之浦岳登山の結果はこちら
れんが屋
鹿肉のたたきが食べられる
 ヘトヘトになりながらも、無事、宮之浦岳に登った僕らは、その疲れも忘れ、皆で夜の町に繰り出した。といっても、夕食を食べに行っただけであるが・・・。島の鹿肉を食べさせてくれるという「れんが屋」という焼き肉屋に入った。島内では有名どころのようで、広い店内もほぼ満席状態だった。

 まずは麦の水を飲む。ア〜、最高! 早速、鹿肉を試食する。羊のような味を想像していたのだが、以外にも臭みはなく、まずまずの味だった。その後、定番の焼き肉パーティーとなる。

 さて、食事の仕上げは何にしようかな・・・。僕はメニューで見つけたソースカツ丼を注文した。ソースカツ丼は長野県伊那地方の名産で僕の大好物だ。
れんが屋で仕上げに食べたソースカツ丼
 実は、ソースカツ丼のタレを長野から取り寄せるほどの隠れファンなのである(爆)。

 さて、屋久島のソースカツ丼の味は・・・。正直なところ、本場の味とは少々違っていた。肉はうまかったが、ソースの味はやはり本場の味のほうが僕の好みだった。でもそれなりに堪能し、歩くのも苦痛な程の腹を抱え、僕らは宿に舞い戻った。

 さて、明日は屋久杉トレッキングの予定だが、運動不足がたたって、既に僕の体はボロボロ状態だった。ほんとうに登れるのだろうか。

 お酒が入ったことで、登山の疲れもピークに達し、宿に帰った途端、僕はバタンキュー状態で夢うつつとなる。
■9月5日の縄文杉トレッキングの結果はこちら
永田地区にある宿「送陽邸」
木造家屋の上品で落ち着いた宿だ
■9月6日(島内滞在4日目)
 体の節々が痛む状況の中、屋久島滞在3日目のイベントであった「屋久杉トレッキング」も無事終えることができた。

 台風の影響でかなりの雨が降りしきる中、よくぞ2日間も続けて山歩きができたものだ。一人だったら絶対に途中で頓挫していたに違いない。これもおやじの変なプライドなのか?(爆)

 屋久島滞在4日目の今日は、夕方のフライトで帰る予定だ。台風の影響を心配しながらも、僕らは朝からノルマをこなす。まずは、屋久島の北西にある「送陽邸」という宿に向かう。同行の友人がここのご主人に頼まれモノを届けるためだった。
島内では珍しい白砂のいなか浜
晴れていたらきっと素晴らしい景色だろう・・・
 外見しか眺めていないが、ガイドブックにも紹介されているように、なんともセンスの良い独特の雰囲気を醸し出す宿だった。

 島の南のほうは台風の影響で大荒れだというのに、この辺りはほとんど無風状態で、とても同じ島にいるとは思えないほどだった。島では珍しい大きな砂浜もあり、晴れていたら、さぞや素晴らしい景色だろう。

 こんなところに1週間位滞在して、読書にでもふけりながら、のんびりとくつろぎたいものだ。
白谷雲水峡
 次に、我々は白谷雲水峡に向かった。ここは映画「もののけ姫」の舞台にもなった奥深い森がある渓谷だ。

 台風の影響で徐々に強風が吹き荒れ始めていた。我々は30分ほど散策し、その触りだけを味わうに留めた。
白谷雲水峡
 天気が良ければ、3時間の原生林コースをゆっくりと歩きたいものだ。
白谷雲水峡
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