米子硫黄鉱山跡・探訪
米子大瀑布
その2
Visited : 2008/05/23
付近の沢
 登山道を菅平方面に30分ほど歩いてみた。採掘現場への索道が残っているのではないかと思ったからだ。でも、それらしい痕跡は見あたらなかった。
 整地された精錬所跡付近には大きな硫黄の原石が一つだけ残されている。恐らく、モニュメントで残しているのであろうが、何者かがハンマー等で割って、一部の原石を持ち去ったような痕跡があったが、こういうことは止めてもらいたいものだ。
残された大きな硫黄原石
鉱山(精錬所)跡
 鉱山跡からは大瀑布の眺めが素晴らしい。当時の関係者は、毎日、この景色を眺めながら採掘していたのだろう。
鉱山(精錬所)跡
校庭跡地
 かつてこの鉱山には青年学校があり、校庭もあった。その痕跡は今でも見ることができる。
 一旦、鉱山跡を離れ、奇妙滝を見にいくことにした。鉱山跡から300m程の距離だ。滝壺まで行くことができる。ここに取水設備が残っているので、恐らく、鉱山が稼働している時も、ここから水を引いていたに違いない。

 飲んでみたけど、うまかった。ここで、滝を眺めながら、持参したおにぎりを食べた。
奇妙滝(落差60m)
建物の土台跡
 校庭跡の脇には何の建物だったか判らないが、石垣で造った建物の土台だけが残っていた。数少ない当時の姿が確認できる痕跡の一つだ。
残されている石垣と階段
大きな自然の岩で出来たベンチ
 見晴らしの良い場所には、自然の岩で造ったベンチとテーブルがあった。これは当時のものであろうか。もし、そうだとすると、休みの日などは、大瀑布を眺めながらここで休んでいたのだろうな・・・。そんなことを考えながら、僕もこの景色にしばし見入っていた。
 大展望台からは2つの大瀑布と鉱山跡が一望できる絶景のビューポイントだ。
大展望台(左下が鉱山跡)
(画像上をクリックすると拡大画像が見られます)
記念碑
 大展望台の近くには、自然の大きな岩を利用した記念碑が立てられていた。記念碑の横には、標高1450mと刻まれていた。
 所々には当時の名残か、人間が持ち込んだと思われるスイセンなどが静かに咲いていた。
スイセンが咲いていた
その3
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