2015年2月11日
ホーンのトラブル&修理
Vol. 99
ステアリングを外した状態
※画像の上をクリックすると拡大表示します。
 先日の銚子ツーリングの際、途中の道路で待っていた友人にホーンで合図しようと、ホーンボタンを押した。しかし、鳴らない! エッ! 何度押しても鳴らない。ホーン回路とブレーキランプは同じヒューズを使っているため、後ろを走っていた友人に、ブレーキランプが点灯するか確認した所、点いているとのことだった。
 ということは、ヒューズの先のホーン回路のどこかに支障が出ているということが推測できた。帰宅後、早速、ステアリングを外し、ホーンスイッチの導通をテスターで確認すると、まったく問題ない。

 ステアリングボスの裏側の電気接点を見ると、汚れで真っ黒だった。ありゃ〜、これが原因だろうと推測し、清掃&オイリングして仮組し、鳴らしてみると、まったく鳴らないのだ・・・(大汗)。
ステアリングボスの電気接点側
※画像の上をクリックすると拡大表示します。
ボス内部のリード線の外れ
※画像の上をクリックすると拡大表示します。
 自作したステンレス製の接点をアースに落とすと、問題無く鳴るので、後は、ボスの中での断線しかあり得ない。と思って、ボス内のリード線を引っ張ると、左の写真のように、リード線の尖端が外れていた。なんじゃこれ? ボスにチョン付けの半田付けかよ? 天下のホンダさんが、あり得ない処理だな〜。まさか、このボス、中国製とかの偽物じゃないだろうな〜?(苦笑)
 このリードが半田付けされていた場所はボス内部であり、ボスをバラさない限り、半田付けどころか、その部位を見ることさえできないのだ。参ったね。ボスをバラそうかと思ったけど、安全上、重要な場所だし、万が一、運転中にステアリングが効かなくなるなんてのは、なんとも恐ろしい話だし、これをバラすのは控えることにし、外側の接点の端のほうに、半田付けすることにした。

 ちょっと信頼性に欠けるけど、他に妙案が浮かばなかった。後日、ショップの店長に聞くと、リード線の先端が入る穴をあけて、同じように外側に半田付けしているとのこと。なるほど、そのほうが信頼性は高いかも?
ボス外側の接点に強引に半田付け
※画像の上をクリックすると拡大表示します。
作業完了後の普段の状態
※画像の上をクリックすると拡大表示します。
 ステンレスの接点と半田付けの部分が干渉しないことを確認し、全てを戻し、作業を完了した。久しぶりのDIYで、いや〜、腰が痛くなってしまった・・・(汗)。
Back