2008年8月23日
O2センサー交換ほか
Vol. 68
取り外したO2センサー
 夏休み、帰省からの帰路、高速道路を走行中、後部下付近より、コトコトコトという異音が2回発生した。最初は路面の段差の音かと思ったが、どうも音質が違う。明らかに車両自身から発している音だった。この音と同期して、排気温度警告灯が点灯した。これが点いたのは初めてだった。停止したいところだが、高速道路上なのでそうもいかず、念の為、80km/hに減速し、5分程、そのまま走った。

 すると、排気温度警告灯は消え、代わりにPGM-FI警告灯が点灯した(苦笑)。こいつは頻繁に点灯しているので、あまり気にしていないが、異音が発生したことがどうも気になり、その後、自宅までの200km程の道のりは、回転数を2800rpm以上に上げないように注意しながら帰った。
 その後、異音発生はまったくないが、このまま乗り続けるのも心配なので、とりあえず地元のディーラーさんで検査してもらうことにした。心配していたのは、クランクプーリーのゴムウェイトが剥がれかかっているのではないかということ。初期型NSXに乗る友人2人は、このゴムウェイトが剥がれ、タイミングベルトにからみついて、走行不能になるトラブルに見舞われていたからだ。

 目視検査の結果では、ゴムウェイトには特に異常は認められないということだった。見込みでクランクプーリーとタイミングベルトを交換しちゃおうかとも思っていたが、出来れば、エンジンOHの為、エンジンを降ろした時に行いたいので、少し不安は残るが、今回は様子見することとした。
取り外したO2センサー
ラジエータホース交換後
 この機会にO2センサーx2ヶを新品に交換することにした。排気温度警告灯用の温度センサも交換しようかと思ったが、原因が温度センサ自身の誤作動であれば、警告灯が点灯しないように、カプラーを抜いてしまえば済むことなので、こちらの交換は見送った。触媒温度のモニタは現在は義務化されていないそうなので、この機能を殺してしまっても法的には特に問題はないようだ。
 ついでに、年式の古いNSXトラブルの定番になっているラジエータホースの亀裂によるトラブルを回避するため、ラジエータホースx2本を交換、冷却液も濃度50%で入れ替えてもらった。
ラジエータホース交換後
取り外した運転席側のサンバイザー
 運転席のサンバイザーが割れかかっていたので、部品が手に入るうちにということで、これも新品に交換してもらった。あとは、エンジンオイル、オイルエレメント、ブレーキフルード交換して、1週間の入院からとりあえず退院してきました。

 ディーラーからの帰り道で、少しアクセルを踏み込んでみたが、異音発生は無く、特に問題はなさそうだった。
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