2001年9月8日 作成
北アルプス 鹿島槍ヶ岳
1976(S51)年12月27日〜12月31日
12月27日 晴れ 新宿発 23:20
12月28日 晴れ 信濃大町 07:00/07:10〜(車)〜大谷原 08:00/09:00〜赤岩尾根〜高千穂平 14:45 (BC設営)
12月29日 晴れ、強風 起床 04:00 BC発 06:45〜冷乗越08:05/08:15〜鹿島槍ヶ岳(2899m) 10:25/10:30〜BC着 13:10
12月30日 吹雪 吹雪の為、終日BCにて停滞
12月31日 吹雪 起床 04:40 BC撤収後高千穂平発 08:15〜赤岩尾根〜大谷原 11:30〜(車)〜信濃大町 12:00
メンバー: 山口(CL)、渡辺(SL)、島野、勝又
会費(交通費/食料費): \9,500/一人 ※山行計画書&報告書有り
赤岩尾根の途中にて
 この年の正月は、4名で北アルプスの鹿島槍ヶ岳(2889m)に挑戦することになった。ルートは赤岩尾根からのノーマル・ルートをたどることにした。

 信濃大町で下車しなければならなかったが、全員寝過ごして、白馬駅まで行ってしまう。初っぱなからとんだ失態を演じてしまう。やっとの思いで、信濃大町まで引き返し、早々タクシーに乗り込む。

 大谷原に着き、陽の当たる所で朝食を食べる。さて、いよいよ赤岩尾根の登りが始まる。積雪量が少ない為、快適に歩を進める。14時45分に高千穂平に到着し、BCを設営し、16時にテントに潜り込む。(外気温−15℃、消灯時テント内−5℃)

 翌日は幸運にも快晴だった。この様子だと、鹿島槍ヶ岳へのピストンアタックが出来そうだ。日の出前にBCを出発する。荷物も軽いので快調に進む。

 ほどなく、稜線上に到達し、鹿島槍ヶ岳へ向けて、稜線上を進む。天気は良いのだが、風が強く、飛び散る雪に頬をたたかれながらの前進だった。そして、10時25分、無事山頂にたどり着くことができた。

 風が強くて登頂の感慨を味わうどころではない。早々に頂上を後にし、13時10分にBCに帰営する。

 3日目は、昨夜からの雪が50cmほど降り積もっていた。依然としてまだ降りしきっている。これでは行動不可能だ。終日、停滞を決め込む。

 4日目も朝から吹雪いていたが、意を決して下山することにする。吹雪の中の天幕の撤収は大変だ。かなり手こずったがなんとか撤収することができ、8時15分、高千穂平を後にし、11時30分に大谷原に到着する。

 鹿島槍ヶ岳は僕の好きな山の一つだ。これといった理由は特にない。素朴な感じと優美な姿が何となく気に入っているだけだ。

 この山行から約2年後の5月に、東尾根からのバリエーション・ルートを登攀し、再びこの山を訪れることになる。
高千穂平のBCにて、これから出発だ 
冷乗越を目指して・・・
稜線より剣岳遠望
鹿島槍ヶ岳目指して
鹿島槍ヶ岳山頂にて
鹿島槍ヶ岳ってどこにあるの?
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