◆◆ 木下貝層が近く国天然記念物に指定 ◆◆
2001年11月29日
 千葉県印西市の「木下貝層」が、近く国の天然記念物に指定されるようです。県内の地質鉱物としては初めて国の天然記念物に指定されます。

 「木下貝層」は、今から約13〜8万年前の氷河期とその間の温暖な時期に浅い海底に体積した貝類の化石の層が、陸地の隆起により現れたものです。県立印旛高校付近の木下貝層は、現在、県の天然記念物に指定されています。

 印西市では、今回の国の天然記念物の指定を受けることに伴って、「木下公園」の整備に着手するそうです。公園の面積は約2.6ヘクタールで、2004年に完成する予定です。

 公園内には広場、展望台、散策路を整備し、貝層を間近に見ることができる「ふれあい貝層」や展示室を設ける案も検討されています。同市では、来年度から公園などの造成に着手するようです。
■2002年7月7日 追記

 上記の産地は、左の写真に示すように、2002年3月19日付けで「国の天然記念物」に指定されました。

2002年7月7日撮影