The NSX Meeting in Takasu Proving Ground
(黒沢元治さん感謝の集い)
Vol. 89
2014/06/21-22
フェリー乗船を待つ
 ドイツのニュルブルクリンクを模して造られたと言われている北海道にあるホンダのテストコース「鷹栖プルービング・グラウンド」、ここで、「黒沢元治さん感謝の集い」と称して、NSXのMeetingが行われることになった。

 鷹栖のコースは、あくまでホンダのテストコースであり、サーキットでは無い為、普段は関係者以外、一切立ち入ることはできない。
 このテストコースを自車で走れるという、二度と無いチャンスであり、一つ返事で参加を表明した次第である(微笑)。6年ぶりの北海道です。

 所属クラブからの参加者は29台、そのうち、僕も含めて5台は、大洗〜苫小牧間の往復をフェリーで移動することになった。2ヶ月前からフェリーの部屋の予約が出来るが、個室は直ぐに満室になるらしいので、早めに、二人部屋を一人使用で予約した。

 6月20日の18時半に大洗港を出港、部屋は快適だったものの、出港後、数時間に渡り、結構揺れた為、お得意の酒は、ビールをコップ一杯飲んだだけという、極めて健康的な門出となった・・・(苦笑)。
フェリー内の二人部屋(個室)
(船名:さんふらわあ ふらの)
旭川への高速道路
 6月21日の13時30分、苫小牧港に定刻で到着し、一路、鷹栖を目指す。

 天気は晴れ、気温は20℃程で、清々しいドライブ日和となった。鷹栖までは200km程あり、16時までには到着しなければならなかったので、景色もそこそこに先へと急ぐ。
 15時50分頃、鷹栖PGに到着した。既に、かなりのNSXが受付を終わり、駐車していた。

 今回のイベントには、80台のNSXが参加しているという。

 我々も受付を済ませ、車にゼッケンを貼り、駐車を済ませる。車はここに置いておき、チャーターバスで旭川市内のホテルに向かう。 
鷹栖PGに集結したNSX
旭川グランドホテルでのパーティ
 夜はホテルでホンダ主催のパーティである。参加者は120名程だろうか。元さん中心に大いに盛り上がり、楽しくて思い出深いひとときを過ごすことができた。

 料理もとても美味しく、主催者のホンダさん、関係者の皆様方に感謝です。

元さんと2ショット♪
 6月22日、7時にホテルを出発し、鷹栖PGに行く。ブリーフィングを受け、A、Bの2グループに分かれ、走行が始まる。僕はAグループの最後の組で、先導者+3台で、1周6.2kmのコースを計4周した。

 午後、2回目の走行は、同じくテストドライバーの先導で、午前中よりは少し速めに引っ張ってくれ、4週を無事完走することが出来た。このコースは、車の挙動が急に変わるように設計されている箇所が幾つかあり、馴れないドライバーが、全開で走行するのはかなり危険な印象を持った。
参加者全員で・・・(出典元:Honda)
プチツーリング中、美瑛にて
 今回のイベントは、ホンダ関係者および元さんの為にも、無事故で終わることが、我々に課せられた絶対的使命であり、また、事故が起きたら、その時点ですべての走行を中止する、と言われていたこともあり、皆さん、先導とは言え、自重して走っていたように思う。

 ここを走る機会はもう無いだろうと心に刻みながら、走行を楽しませて頂いた次第である。
 注)鷹栖PG内は、全面撮影禁止の為、敷地内での画像や車載カメラの映像はありません。

 楽しい時はあっという間に過ぎるもので、夕方、イベントは終了となる。皆さんに別れを告げ、北海道の仲間に先導してもらい、美瑛まで10数台のNSXで、プチツーリングを行った。

 この位のNSXが連なって走るのは、なんとも爽快で気持ちが良い。北海道の仲間に感謝感謝です。 
美瑛にて、仲間と・・・
旭川から札幌へ
※画像上をクリックすると拡大表示します。
 その後、北海道の仲間に別れを告げ、札幌まで走り、市内のホテルにチェックインする。夜は仲間と舌鼓をうち(微笑)、仕上げはN43に行き、カクテル片手に札幌の夜景を楽しんだ。

 6月23日は仲間4台で、小樽まで足を運び、新鮮なネタの寿司を頬張り、ショッピングを楽しんだ。

 その後、苫小牧港まで走り、フェリーに乗船し、18時45分、定刻通り、大洗に向けて出港する。
 なんでも、フェリーのスイートルーム宿泊者は、操舵室に案内してくれるという。友人がここに泊まっていた為、僕もおこぼれ頂戴ということで、幸運にも操舵室を見学する機会を得た。
フェリーの操舵室
大洗港に無事下船
(船名:さんふらわあ さっぽろ)
 6月24日の14時、定刻で大洗港に到着した。帰路は大きな揺れもなく、快適な船旅だった。体調が良かったので、バイキング料理、食べ過ぎました!(苦笑)

 北関東道、常磐道と走り、千代田PAで解散となり、一路、家路についた。

 今回のイベントのムック本が出版される予定とのこと、楽しみです。
 後記)イベントが終わり、1週間が過ぎたが、正直な所、もう一度行ってみたいという想いで一杯である・・・(笑)。

 一つには、NSXで仲間と共に走る楽しさ、一つには、仲間との楽しい語らい、一つには、テストコースを走れる喜びと感動・・・。

 すべてが上質で、北の大地での,心地よい時空であった。この機会を与えてくれた全てに感謝・・・。
ホンダから頂いた記念品
※画像上をクリックすると拡大表示します。
ホンダから頂いた自車の額装写真
(鷹栖PG内で走行直後に撮影)
 
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