NSX Club Meeting 2007 in Motegi
Vol. 22
2007/3/3
もてぎASTPに集結したNSX
 第2回のNSXクラブミーティングが3月3日、ツインリンクもてぎで開催された。このミーティングはNSXの国内の各クラブ主催のミーティングで、毎年秋に鈴鹿サーキットで開催されるNSX Fiestaに次ぐ大きなイベントだ。

 今回は国内の6つのNSXクラブが合同で主催し、51台のNSX、88名の参加であった。私の所属するNSX Club of Japanからは35台、49名の参加であった。

 僕はクラブの友人達と常磐道・守谷SAで合流し、8台ほどの隊列で、もてぎへと向かった。もてぎでの受付は8時半〜9時半、時間と共に色とりどりのNSXが集結する。
 50台を超えるNSXが一同に介すとかなり圧巻で、手を加えた車両も多いので、見ているだけでも結構楽しい。

 9時半過ぎに場所をコレクションホールに移し、10時からオープニングミーティングが行われた。各クラブからの参加者が紹介され、続けてゲストのホンダ関係者の方々が紹介された。

 昨年のミーティングでは、NSX生みの親であるホンダの上原氏と、レーシングドライバー兼モータージャーナリストの清水和夫氏が参加されていたが、今回はお二人とも所用により不参加で、少々残念であった。
もてぎASTPに集結したNSX
コレクションホールの中庭
 オープニングミーティング終了後はコレクションホールの中庭にて、展示されているNSX GTマシンを入れて、全員で記念撮影を行う。
 右の写真がコレクションホールに展示されたNSX GTマシンだ。

 その後、場内バスでグランドスタンドに移動し、VIP観戦席にて、ロードコースを走行するマシンを眺めながら昼食をとる。
NSX GTマシン
スキッドリカバリー
 昼食後、土産物屋をブラブラしていると、OMPのレーシングシューズがバーゲンセールされているのを発見。通常価格九千円のところが五千円、サイズは1種類のみ、念のため履いてみるとこれがぴったりだったので、即決で購入し、その場で履き替えた。

 食事の後は、ASTP内でスリパリーコースを使って、各クラブから選抜された代表選手各2名により、クラブ対抗のタイムレースが行われた。このコースには磨かれたタイルがいたるところに敷き詰められており、水が張られたこの路面は、凍結路や圧雪路をシミュレーションした低μ路で、車両のコントロールは非常に難しい。優勝はNSXCJから選抜されたS氏が射止めた。
ロードコース内の第1パドック
 タイムレース後、参加者はロードコース走行組と南コース走行組の2つのグループに別れて行動する。南コース走行組は南コースへ移動、ロードコース走行組はSTP内にて、2時間ほど、スリパリーとスキッドリカバリーの練習をする。

 僕はロードコース走行組なので、ASTPにて練習を行った。最初は混み合っていたが、この練習を2時間もするのは結構大変で(爆)、練習車両も次第に少なくなり、最後は車両1〜2台の独占状態であった。

 15時30分に場所をロードコース・パドックに移し、走行前のブリーフィングが行われた。
 ロードコース走行車両は計31台、何組かのグループに分けて走行するとばかり思っていたが、グループ分けはせず、一斉に走行してもらうという。エエ〜! 色んなレベルの人がいるのに大丈夫〜?

 最初は先導車によりコースを2周、この間、同伴者の同乗も認められた。その後、一旦ピットインし、16時から17時までの1時間を、2ヒートでの自由走行となる。

 31台もの車両が一斉に走行するなんて、絶対やばいと思っていたが、スタート時間を少しずつズラしてもらっていたようで、恐れていたほど危ない状態ではなかった。とはいえ、色んなレベルの人がいるので、後ろから迫ってくる車両がいる時は、ストレートで素直にコースを譲ったほうが無難だ。
走行前のブリーフィング
ピットで待機中
 先日、ショックアブソーバを交換していたので、新しいショックでのコース走行は初めてであった。走行前、減衰力を中点で設定しておいたが、特に違和感は無かった。まだ良くは判らないが、もう少しハードな設定でも良いのかな?

 この日はダウンヒルストレートで、少し気合いを入れてみた。でも、僕の車両はブレーキがノーマルのままなので、制動力に若干の不安があり、また、このダウンヒルストレートの正面はコンクリートの壁で、コースアウトするとこの壁に激突することになる為、どうしても早めのブレーキングをしてしまう。

 あとで車載の記録計を見たら、この日、ダウンヒルストレートでマークした最高速は199km/hだった。
 2ヒート目、6周ほど走行したところで、ブレーキの利きが極端に悪くなり、悲鳴をあげている感じがしたので、一人ピットイン、この日の走行を終了した。

 走行前、タイヤの空気圧を下記のように平時よりかなり低めに設定して走行したが、走行直後、空気圧を測定してみると予想通りなかり上がっていた。

タイヤ 平時 走行前 走行後
2.2 2.0 ->  2.6
2.7 2.2 ->  2.6

 17時、走行終了となり、そのまま現地で解散となる。宿泊する方は懇親会が設定されているが、僕は日帰り参加の為、これでミーティング終了となる。
ロードコース・正面ストレート
ロードコース・正面ストレート
 自宅に帰り、車載していたビデオカメラの撮影画像を見た所、ゲゲゲ! 何も写ってない!? よくよく分析すると、カメラがズーム側一杯に設定されたまま終始撮影していたようで、約1時間、走行中の路面のみ写されていた。あ〜! 遂にやってしまった・・・。走行音だけは楽しめます(爆)

 途中で確認すべきだった・・・と後悔したが、とき既に遅く、後の祭りでした。
Back