シビックで行く北海道・・・番外編
Vol. 132
2019/9/13〜22
9/13 大洗港 フェリー乗船待ち
 9月13日: 自宅 -> 常磐自動車道 -> 大洗港 19:45発
 走行距離: 100km

 9月13日〜22日迄、一人で北海道を旅することにした。今回は途中2ヶ所で山登りをする予定なので、登山口までのアプローチを考慮し、比較的車高の低くないシビック(最低地上高12.5cm)で行くことにした。N子に比べると、荷物も多く積めるし・・・(笑)。

 往復とも大洗〜苫小牧間のフェリーを利用することにした。大洗港の出発は19:45発、17時には乗船手続きを済ませ、少し早かったが、近くのお魚天国で「マグロカツ定食」をお腹に入れて乗船した。今回もプレミアムルーム(二人部屋)の一人利用で部屋の確保をした。

 一人なので、朝食と昼食も持ち込み、フェリー内のレストランは利用しないことにした。
 9月14日: 苫小牧港 14:00着 -> 道東道 -> 釧路(泊)
 走行距離: 320km

 定刻の13時30分に苫小牧港に到着した。揺れも少なく快適な船旅だった。14時に北海道に上陸、この日は釧路まで300kmの道のりを一気に走るので、休むのもそこそこに先を急いだ。道東道に入り順調に進むが、むかわ穂別〜占冠(シムカップ)が故障車により通行止とのこと(汗)。この辺りは一車線なので、道路上を塞いでしまっているのだろう。まったく迷惑な話だ。むかわ穂別ICで高速道を下ろされ、一般道の峠道を35km程走らされる。

 占冠ICで再び高速道に入り、釧路のホテルには19時頃に到着した。この日、釧路市内では花火大会が催されており、市内はとても混雑していた。
9/14 道東道 むかわ穂別〜占冠間通行止め
9/15 釧路湿原
 9月15日: 釧路 -> 塘路 -> カヌーツアー -> 塘路 -> 釧路(泊)
 走行距離: 40km

 今回、初めて釧路湿原のカヌーツアーに参加してみることにした。乗客は私一人なので、ガイドと二人でカヌーを漕ぐことになる。天気予報は雨だったので、しっかりと雨対策をして乗船した。塘路から釧路川下流までの20数キロをカヌーで巡るツアーで、途中1ヶ所でトイレ休憩の為15分ほど下船するが、合計で4時間のツアーだ。

 途中、予想もしていなかったタンチョウ、オジロワシ、エゾシカに出逢えたのには大感激だった。カヌーに乗っていた4時間、幸いにして雨は降らなかったが、下船した途端に雨が降ってきた。馴れないオールを漕いだので、腕がパンパンになったが、貴重な体験ができ、心地よい疲労感に襲われた。
 9月16日: 釧路 -> 標津 -> 根北峠 -> 斜里町(泊)
 走行距離: 300km

 この日は10時に北海道の友人と夢風舎で待ち合わせていた。その前に道道142号線(太平洋を望む海岸線沿いの道)を走ってみることにしたが、雨と立ち込めた霧で視界が悪く、太平洋の海岸線はまったく拝むことが出来なかった。10時少し前に友人と合流し、名物のワッフルを頂きながら、2時間強の車談義と相成った。その後、標津まで牧草地が広がる丘陵地帯を、シビック TYPE R 2台でプチツーリングした。

 標津で友人と別れ、根北峠を経由して、この日の投宿地である斜里町に入った。
9/16 夢風舎にて
9/17 知床峠
ガスの合間に顔を見せた羅臼岳!
 9月17日: 斜里町 -> 宇宙展望台 -> 神の子池 -> 裏摩周展望台 -> 標津 -> 羅臼 -> 知床峠 -> 知床五胡 -> 斜里町(泊)
 走行距離: 280km

 前回(2年前)、行けなかった「神の子池」に行ってみた。神秘的なコバルトグリーンの水だった。その後、昨日会った標津の友人のお店で昼食を頂き、知床峠経由で知床五胡に入った。ここで五胡巡りをする予定だったが、五胡巡りは長靴でないと厳しいとのこだったので、残念だが二胡巡りに変更した。

 2年前にここを訪れた時は、韓国人ツアーの団体客があふれており、へきへきしたが、この日訪れた限りでは、韓国人の姿はまったく見当たらなかった。
 9月18日: 斜里町 -> 屈斜路湖(小清水峠) -> 阿寒湖 -> 足寄 -> 陸別町 -> 温根湯温泉(泊)
 走行距離: 300km

 屈斜路湖の小清水峠を訪れてみたが、天気が悪く、展望は今一だった。その後、阿寒湖の土産物屋に立ち寄り、なじみのお店でフクロウの木彫りを購入した。カネラン峠を通って、陸別に出ようとしたが、未舗装の峠道だったので、諦めて引き返し、足寄〜陸別経由で温根湯温泉に入った。ここの温泉の湯は、硫黄のにおいが強く、これぞ温泉という湯で、なかなか良い湯だった。この日だけは夕食付の温泉宿を堪能した。
9/18 小清水町付近にて
菜の花とのコントラストが素晴らしい!
9/19 銀泉台の紅葉
初雪が降ってしまい、紅葉とはほど遠いが・・・(涙)
 9月19日: 温根湯温泉 -> 石北峠 -> 大雪湖バス停 -> シャトルバス -> 登山口 -> 銀泉台登山 -> 登山口 -> シャトルバス -> 大雪湖バス停 -> 層雲峡 -> 当麻鍾乳洞 -> 旭山動物園 -> HONDA鷹栖PG -> 旭川 (泊)
 走行距離: 180km

 この日は銀泉台登山だ。宿を5時に出発し、6時半のシャトルバスに乗車した。みぞれ混じりの雨だったが、登山口に着く頃には雪になっていた。想定外の天気だが、ここまで来たら行くしか無い。上下雨合羽を来て、登山道を登り始める。1時間程で第一花園に到着した。積雪数センチ、今シーズンの初雪だ。ここから先の登山道には大きな石がゴロゴロあり、積雪しているので、滑る恐れがある。また、ここから上には誰も登っていなかったので、安全をみて登山はここまでとした。期待していた紅葉も、ご覧のような景色で、これはこれで珍しいが、紅葉の絶景を期待していただけに残念であった。

 下山後、層雲峡経由で旭川方面に向かい、途中、当麻鍾乳洞と旭山動物園に立ち寄って遊んだ。ホテルに入るには少し早かったので、ホンダの鷹栖プルービンググラウンドに行ってみた。もちろん、入門はできないので、門の外で記念撮影だけさせてもらった。夜は旭川の友人ご夫妻と楽しい夕食をご一緒させて頂いた。
 9月20日: 旭川 -> 層雲峡 -> 三国峠 -> 福原山荘 -> ナイタイ光源牧場 -> ホンダカーズ帯広 -> 帯広(泊)
 走行距離: 310km

 この日は雨竜沼湿原に登る予定だったが、同地方の天気が悪いので、前日に旭川のホテルをキャンセルし、帯広泊に変更していた。三国峠を経由し、白樺並木の中を走り、途中、タウシュベツ橋梁の展望台に立ち寄る。その後、福原山荘に行ってみたが、モミジはまったく紅葉しておらず、少々がっかりした。気を取り直して、ナイタイ高原牧場に行ってみると、頂上のレストハウスがWi-Fi完備の斬新な建物に様変わりしていたのでビックリした。ここで名物のハンバーグを頬張った。十勝平原の広大な景色も堪能したので、下ろうとして、頂上駐車場から車をスタートさせると、フロントタイヤ付近からけたたましい異音が出る。ブレーキローターの石噛みだろうとは思ったが、このまま無視する訳にもいかず、急きょ、ホンダカーズ帯広さんに電話し、無理を言って点検してもらうことにした。

 50kmほど自走しお店に到着した。早速、フロントタイヤを外し診てもらうと、やはりブレーキローターとバックプレートの間に小石数個が噛んでしまっていた。除去してもらって、問題は解決した。代金を払おうとしたが、お代は要りませんと、どうしても受け取ってもらえず、恐縮の至りだがお礼を述べてお店を後にした。旅の途中で、こういう親切なディーラーさんに出会うと、とても心強く、ホンダ車に乗っていて良かったとつくづく感じた次第である。帰宅後、せめてものお礼にと、わずかばかりのお茶菓子をお送りさせて頂いた。
9/20 糠平国道にて
ここの白樺並木の道は大好きだ!
9/21 中札内村付近より幌尻岳方面を望む
 9月21日: 帯広 -> 忠類 -> 天馬街道 -> 浦河 -> 新ひだか町 -> 苫小牧 -> フェリー 18:45発
 走行距離: 300km

 北海道最後の夜を帯広で過ごし、この日は苫小牧まで走る必要がある。朝一で、愛国駅と幸福駅に寄ってみた。その後、襟裳岬に行こうと思ったが、時間的に少し厳しそうだったので、天馬街道経由で浦河に出た。その後、海岸通りでは無く、山側の道を辿り、サラブレッドの雄姿を眺めながら、苫小牧入りした。

 帰りも個室の一人使用なので、食事を持ち込み、フェリー内のレストランは使わないことにした。南の海上で台風が発生していたので、揺れを心配したが、予想に反して、ほとんど大きな揺れはなく、快適な船旅であった。
 9月22日: 大洗港 14:00着 -> 常磐自動車道 -> 自宅 16:00着
 走行距離: 95km

 定刻より30分早く、大洗港に入港した。後は自宅まで安全に走れば、9泊10日の旅も終わりだ。後半、天候が悪かったので、予定を少し変更したが、全日程を通してみれば、まずまずの天気で、なかなか良い旅ができた。

 総走行距離: 2,230km(うち道内2,035km)
 使用燃料量: 196.62 Litter
 燃費: リッター当たり 11.34 km

 320馬力の車にしては、まずまずの燃費だと思う。Odd meter: 4249 km
9/22 大洗港にて(下船後)
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