2006年3月5日
NSXクラブミーティング2006 in もてぎ
2006/3/4
 2006年3月4日、国内の複数のNSXオーナーズクラブ合同によるクラブミーティングが「ツインリンクもてぎ」で開催された。計54台のNSX、80名の方がもてぎに集った。中には九州など遠方より参加された熱き方々もいた。
HCH前で参加者全員で記念撮影
もてぎASTPに集結
 まず、ホンダ・コレクション・ホール(HCH)内のオリエンテーション室にて、10時からミーティングが開始された。前日の夜、私の住む町は思わぬ降雪で1cmほどの積雪があった為、辿りつけるか心配したが、当日は朝から快晴で、前日の雪もすでに解け、特に問題もなく会場入りできた。
 ミーティングでは、レーシングドライバーにしてモータージャーナリストである清水和夫氏と、NSX開発責任者である上原繁氏のご両名の大変興味深いお話を聞くことができた。

30分ほどでミーティングを終え、コレクションホール前にて全員で記念撮影を行う。ホール前には今回のイベントの為に、2台のNSX特別仕様車が展示されていた。(写真の通り)
ホンダ・コレクション・ホール(HCH)
HCH前に特別展示されたNSX
HCH前に特別展示されたNSX
HCH 2Fの展示室(4輪市販車)
HCH 3Fの展示室(4輪レース車)
VIP観戦席から眺めたスーパースピードウェイ(手前)とロードコース(奥)
 その後、皆でバスで移動し、グランドスタンド上のVIP観戦席にて昼食となる。眼下にロードコースを走る車を眺めながら舌鼓を打った。
 午後はアクティブ・セーフティ・トレーニング・パーク(ASTP)のスリパリコースにて、各クラブ代表によるタイムトライアルが行われた。水がはられた特殊な路面をゆっくり走るのだが、少しでも操作を誤ると、まるで雪上を滑るかのような車の動きがなんとも不思議な感じだった。

 このイベントも無事終わり、いよいよコース走行である。今回はロードコースと南コースという2つのコースが設定されていた。各コース毎に二手に分かれる。僕は南コースである。ASTP内の水のはられた低μ(ミュー)路コースにて、スラローム走行の練習を30分ほど行った。
低μ(ミュー)路コースにてスラロームの練習
南コースに集結(スタート前)
車体色に合わせたカラーパイロンを置いているあたりが何とも心憎い・・・
 その後、各自の車にて南コースに移動する。このコースへの参加車両は20数台であった。運転レベルに応じて3グループに分かれ、各グループ毎に10分間走行し、これを数セット行う予定だ。僕はもちろん最終グループのドン尻です。

 南コースマップ(自作)


このコースは、舗装された路面上にラインが引かれ、コーナーの要所にパイロンがおかれているだけだ。だから、たとえコースアウトしたとしても、他の走行車両をのぞいては障害物は何もない。安心して練習できる良い環境だ。
後には引けないように、何事もまずは形から・・・(爆)
南コース全景(手前がメインストレート)
スタート前(待機中の新米ドライバー)
 実はこの日の為にタイヤを純正ホイール+POTENZA RE-01Rに履き替えてきた。普段はインチアップした安物のタイヤを履いているのだが、前輪車高が2cmほど高くなっていることもあり、少々心配もあったので、念のため履き替えてきた。

 さて、いよいよ走行だ。初めてなのでかなり緊張した。恥ずかしい話だが、あまりに緊張した為か、サイドブレーキをかけたまま走ってしまった。走行途中でABS警告ランプが点灯し、サイドブレーキがかかっていることに初めて気づき、あわてて解除した。まったく間抜けな話だ。

 サイドブレーキがかかっていようがいまいが、NSXのエンジンはお構いなしに回っていた・・・。
南コース中央付近の180°Rへ
メインストレートでフルスロットル
元NSX開発テストドライバーT氏の素晴らしい運転テクニックに、僕は助手席で酔いしれてます(爆)
 僕はサーキット初心者ということで、レーシングドライバーの清水和夫氏のアレンジで、ホンダの元NSX開発テストドライバーのT氏や、もてぎのインストラクターの方に私の車を運転して頂いて、これに私が同乗するという大変貴重な機会を与えて頂いた。左の写真はその時の一コマ、私は助手席でヘルメットをかぶり、素晴らしい運転テクニックに酔いしれているところです(爆)。

 皆さん、優しい方々ばかりで、コースのライン取りなど、とても親切に教えてくれました。感謝感激です。

今回の体験を一言で説明するのは難しいですが、参加して一番よかったと感じたのは、自分の技量下でのコーナーの走行限界が何となく体感できたこと。こういうことを理解しておくことは、公道を安全に走る上で、とても大事なことだと痛感しました。
 結局、ここで17時まで1セット10分、計5セットを行った。僕は4セット終えた時点でギブアップした。最後の1セットはインストラクターの方に運転をお願いし、同伴した息子の同乗体験で締めくくった。

 自宅に戻り、履いていたタイヤを確認すると、愛用のタイヤは芸術作品と化していた(爆)。(下の写真)。まあ、安全なカーライフ維持の為には安い投資・・・、タイヤには悪いがそう受け止めています。
最終コーナーを出る新米ドライバー
(もしかしてスピン寸前・・・?)
もてぎで出来上がった芸術作品?(爆)
POTENZA RE-01R (Front)
 スピードモニターの記録計をみたら、MAX. 7200 RPMと記録されていた。そんなに回したかな〜?実の所は走行中にタコメータを見る余裕など、ほとんどありませんでしたけど・・・。

下記のサイトでも今回のミーティングの様子が報告されています。

■ホンダ・スポーツ・ウェブ
■NSX Club of Japan
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