2007年9月1日
エアコン用フィルタ製作&取付
Vol. 59
購入したパーツ
 NSXは設計が古いせいか、エアコンの空気取入口にはネットやフィルタが付いていません。だから、落ち葉などがカウルトップの内側に入ると、吸い込んでしまい、エバボレータを目詰まりさせ、故障の原因になります。

 前々から気にはなっていたのですが、優先順位が低かった為、手つかずでしたが、重い腰をあげ、フィルタを製作することにしました。

 空気取入口の形状を頭に入れ、寸法を測っておきます。
 これを基に、ホームセンターをウロウロしながら、取付方法を考えます。台所用品売り場に、オーブントースター用の手頃なネットを見つけました。鉄にフッ素樹脂加工されたネットです。これで製作することにしました。その他、家庭用エアコンの汎用フィルタ、足割りリベット、外角バインダーを購入しました。料金はしめて\1,125でした。

 まずは、ネットの加工です。空気吸込口の形状を型紙にとり、これを基ネットを曲げていき、蓋状にします。蓋の厚みは2cm位が適当です。
ネットを蓋状に加工した状態
フィルタの取付
 この状態で一旦、吸込口に合わせてみて、形状を微調整します。ピッタリと入るようになったら、次はフィルタの取付です。フィルタに付属していたマジックテープを5ヶ所に貼り、その上からフィルタを被せます。

 フィルタの末端は折り返して、外角バインダーで固定します。このままだと脱落の恐れがあるので、周囲8ヶ所に穴を空け、足割リベットを内側から外側に向かって取り付けます。こうしておけば、バインダーが外れてしまうということはないでしょう。
 さて、いよいよ空気吸込口への取付です。上から被せるだけなので、直ぐに終わります。この状態だと、蓋が外れてしまう可能性も否定できない為、手前側x1ヶ所にタッピングスクリューで固定しました。こうしておけば、まず外れることはないでしょう。
フィルタ取付後(裏側)
空気取入口(純正の状態)
 さて、試運転です。ファンを回してみて、空気吸込口の様子を観察します。風量も弱〜強まで変えてみます。

 タバコの煙を吸わせてみました。勢いよく吸い込んでいるので特に問題はなさそうです。あとは、カウルトップを元に戻せば作業完了です。
 約3時間の作業でした。これで、車内に入ってくる外気は、今までより少しはきれいになるでしょう。

 今回は、抗菌効果のある薄型のフィルタを使いました。ほんとうは、活性炭入りのフィルタなどがベターでしょうが、吸い込み時の負荷が増すと、モーター系統に負担がかかるので、様子を見ながら追々考えていこうと思います。
製作したフィルタユニットを取り付けた状態
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