2007年2月3日
インナーサイレンサー装着
Vol. 48
 マフラーを交換後、排気音が少し大きくなったので、街乗り用に市販のインナーサイレンサーを取り付けてみました。マフラーエンドの内径を測定した所、直径が86mmでしたので、サイレンサーの外径はこれ以下で無いと付きません。85mm程の外径が理想的でしょうが、このサイズのモノがなかなか見つからず、ようやくネットで見つけたのが、SFCという会社の「もっと消音サイレンサー」という商品でした。サイレンサーの外径は85mmで、値段は消費税込みで、1ヶあたり\8,610でした。

 写真を見ての通りの構造で、大量のグラスウールで直接排気音を吸音させるほか、パイプ部で排気音同士を衝突させることで音量をセーブ、更に排気がパイプを通過すると同時にパンチングの穴からグラスウールへと音を逃がすという仕組みです。ちなみにオールステンレス製なので、錆びる心配は無いでしょう。

 取り付けの際は5mmの穴をマフラーエンドに開ける必要があります。ホームセンターでステンレス用のドリルの歯を買ってきて、自力で穴を開けました。いや〜、ステンレスなので、穴1つを開けるのも結構大変でした。で、真下に開けるつもりが、目見当で作業したら、案の定、少し横にズレてしまい、いかにもDIYという感じで、少々不満足な結果になっちゃいましたが、もう後の祭りです。

 サイレンサー装着時には、ビビリ音対策用に、サイレンサーのパンチングメタルの外周に耐熱性の高いガラス繊維で出来た「ビビリ音対策テープ」というのを貼っておきました。これが無いとマフラー内側とサイレンサー外周の金属通しが接触し、品のないビビリ音が発生する可能性が高いです。

 で、装着後の排気音ですが、車庫内でアクセルをあおった限りでは、極端に消音したって感じは無いですが、元々の心地よいGTサウンドを残しながら、全体的な音量が下がったという印象です。特定の周波数帯域の音だけ消えてしまうと、何となく情けない排気音に聞こえるサイレンサーも多いですが、このサイレンサーはなかなかの優れもので、全体的な音スペクトルのレベルが下がっているような印象です。当初はここまで期待してはいませんでしたので、今のところは充分満足しています。あとはグラスウールの吸音効果がどの位持続するかでしょうね。でも、交換用のグラスウールも販売しているようなので、とりあえずは安心です。ということで、アイドリング時は以前装着していた静音マフラーと同じ位の排気音になり、アクセルを噴かせば、このマフラー本来の音に近い、心地よい排気音になっています。この商品は、たまたまでしょうが、今の愛車のマフラーには良い組み合わせだったようです。

インナーサイレンサー本体
サイレンサー装着後
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