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M's Super Cleaner
(フィッティングアダプタを付けた状態) |
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エアーフィルタを純正品から社外品に交換しました。フィルタ本体はK&N社の湿式多層コットン素材を使った円錐型フィルタ、インテークダクトとNSX専用アタッチメントはGruppe
M社の製品です。
このユニット一式は、Gruppe M社からM's Super Cleanerという商品名で発売されています。(NSX用の品番はSC-0079) |
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K&Nの湿式フィルタは何度でも洗浄できますので、きちっとメンテナンスすれば半永久的に使用可能です。また、このM's
Super Cleanerは、フィルタ部分のみ容易に取り出せるように、クイックリリース機能が備わっています。フィルタは水で洗浄し、乾燥の後、専用オイルをフィルタ面に塗布すればOKです。
それにしても、このフィルタのエアー吸入口を見ていると、ジェット機のエンジンを想像してしまうのは私だけでしょうか・・・(爆)。
空気の整流原理はジェットエンジンに近いんじゃないかと想像します。 |
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エアー吸入口 |
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エアーフィルタ出口(スロットル)側 |
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取り付けはフィルタ単体でも良いのですが、この場合、エンジンルーム内の熱気も同時に吸ってしまうので、これは避けたほうが良いでしょう。また、水などがエンジンルーム内に進入した際も無防備になります。ということで、放熱性の良いアルミインテークダクトが付いたこの製品にしました。
画像では大きさが伝わりませんが、一番大きな所の直径は約20cm、長さは約25cm程ありますので、結構な大きさです。ちょうど、成人の頭の大きさ位です。 |
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NSXに付いている純正のフィルタは右の写真の通りです。平面型フィルタを採用している為、かなり大きな面積となっており、これでエアーの吸入効率を上げています。吸入は助手席外側にあるエアーインテークに繋がっており、エンジンの熱気を吸い込まないように隔離された設計になっています。
これはこれで充分なフィルタだとは思いますが、さらなる吸入効率のアップで、よりパワフルなエンジンレスポンスを期待しての交換です。 |
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交換前(純正フィルタ) |
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純正エアフィルタの外観 |
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左の写真が取り出した純正エアフィルタです。一辺が25cm〜30cm程あり、結構な大きさです。 |
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右の写真での右下から吸入し、斜めに配置されたフィルタを通って、左上の出口にエアーが抜けるようになっています。フィルタの入口側、出口側ともに、空気を溜める空間があります。
これが無いと、多分、低速域や、アクセルを離してから再び踏み込んだ時のレスポンスが悪くなるんでしょうね。 |
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純正エアフィルタ |
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交換後(M's Super Cleaner装着状態) |
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純正のフィルタはケース毎、取り外します。取り付けるクリーナーはあらかじめ組み立てておきます。一旦、取付の具合をみて取付アングルを微調整し、最後にしっかり締め付けてから取り付けます。交換は大きな問題もなく、1時間ほどで終わりました。
ただ、車輌側の蛇腹のゴムがクリーナーになかなか入らず、少し苦労しましたが、中性洗剤を少し塗布してみたら簡単に入りました。 |
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最後に付属していたGruppe MとK&Nのステッカーを貼って、作業完了です。 |
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最後にステッカーを貼ります |
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交換後(M's Super Cleaner装着状態) |
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見た目は結構レーシーな雰囲気ですね。メッシュのエンジンメンテリッド越しにも結構際だって見えます。
ただ、下の画像でお判りのように、取り付けたクリーナーが少し上を向いてますが、これはアングルの形状を修正するなどして対応しようと思います。 |
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また、エアーインテークからの空気取入口とクリーナー側のインテークダクトが、右の写真でお判りのように、少しズレています。
この辺は、自作のダクトを追加するなどして、エンジンルーム内の熱気がまったく入らないように遮断するか、あるいは遮蔽板などを追加してエンジン側と隔離するなど、色々な手が考えられますが、様子を見ながら追々考えることにします。 |
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M's Super Cleaner
(矢印部分が外からの空気流入口) |
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さて、取付後のインプレです。エンジンをかけ、アクセルをポンピングすると、シュパー、シュパーと空気を勢い良く取り込んでいる音が、クリーナーのインテークダクト付近から発せられます。なかなかレーシーな音です。また、この音に影響されてか、エンジンのレスポンスも小気味の良い感じがします。
休日に高速道路を含めて少し走ってみました。低速(低回転)域では、エアーの吸い込みが充分で無いのか、たまにモタモタする時があります。でも、エアクリが原因なのか、はっきりとは判りません。
2500〜3000回転位から上では、このまま離陸してしまうのではないかと思うほど(爆)、気持ちよく吹け上がります。特に、VTEC(高速カム)に切り替わる5800回転位から上では、上手く表現できませんが、グワ〜ンというかなり大きな吸気音を伴った強烈でレーシーなエンジン音が聞こえてきます。
低回転域のレスを改善するには、空気を溜める空間を持った構造のラムエアーインテーク等に変更した上で、エアフィルの吸入部に空気の溜まる空間を確保する必要があるかもしれませんね。(左記のリンク先は一例です。) |
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エンジンルーム全容 |
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