2006年10月7日
エアコン・ユニットのコンデンサ交換
Vol. 37
普段の状態
 少し前になるが、オークション経由でエアコン用とウインカ用のコンデンサキットを購入していた。特に不具合は出ていないが、電解コンデンサの液漏れを恐れて交換する為だ。

 センターコンソールを外すのが面倒で、そのまま放っていたが、重い腰を上げ、とりあえずエアコン・ユニットのコンデンサを交換することにした。
 センターコンソールパネルは幾度も外しているので、特に問題もなく、テキパキと取り外す。MT用のKSP製シフトノブを外すのは初めてだったので少し考えたが、ノブを左に回すと簡単に外すことができた。
センターコンソールとエアコンユニットを
外した状態
エアコン・ユニット
 20分ほどでエアコン・ユニットを取り外すことができた。左右のネジ2本と後のネジ1本を外すと、カバーが前後に分離し、制御基板が見えてくる。手前のプラスチック・ガイドを外すと中の基板を引き出すことができる。
 この基板には計13ヶの電解コンデンサが使われている。見たところ特に液漏れは確認できなかったが、折角ここまで作業したので、念のため、コンデンサをすべて新品に交換することにした。

 コンデンサは耐熱105℃の専用のものだ。秋葉原などで売っている耐熱80℃位のモノは使わないほうが無難だ。

 ハンダごて、ハンダ、ハンダ吸取器(ソルダープルト)を用意し、コンデンサの値と極性を間違えないように、一つずつ慎重に交換する。

 極性を間違えると、しばらくして、そのコンデンサが爆発することがあるので要注意だ。
ユニット内の制御基板
コンデンサ効果後
(右にあるのが取り外したコンデンサ)
 1時間ほどで13ヶすべてのコンデンサ交換が完了する。それにしても、13ヶも交換するって、思ったより結構大変でした(笑)。
 交換途中、1ヶのコンデンサのみ、少しだが液漏れしているのを発見した。まだ深刻な状況ではないが、基板の銅箔パターンにしみ込んでいた。このまま放っておくと、基板の銅箔パターンが腐食し、最後はパターンが断線して故障に至る。早く交換してよかった・・・。

 すべてを元に戻し、イグニッションキーを差し、エアコンが正しく動作することを確認し、作業は完了した。約2時間の作業でした。
液漏れしていたコンデンサ
シフトレバー内部
 コンデンサ交換とは全然関係ないが、センターコンソールパネルを外したので、ついでにシフトレバーの中を撮影してみた。フ〜ン、こんなになってるんだ〜。当たり前だが、AT車とはメカが全然違いますね。
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