2006年9月16日
ABSを後期型へ換装
Vol. 29
 MT換装に合わせ、現在のABSユニットを後期型へ換装しました。この作業も換装実績の豊富な「KSP Engineering」さんにお願いしました。

 ABSを後期型のモノに換装した理由は2つあります。1つは恐ろしい思いを2度経験したことによります。渋滞中、前の車輌に追突しそうになった際、あわてて急ブレーキを踏んだのですが、その際、ブレーキペダルがガガガ・・・という振動と共に、ペダル自体が床についてしまいそうな挙動を経験しました。この時、ブレーキはほとんど効いていませんでしたので、あわててブレーキを踏み直したところ、本来の制動が得られ、事なきを得ました。この恐ろしい挙動を2回も経験しました。都度、正規ディーラさんに相談しましたが、ブレーキ系に異常は認められない・・・という結論でした。じゃ、あの振る舞いは何だったの? ブレーキ性能を信頼できない車を運転するほど怖いことはありませんし、状況によっては深刻な事態にならないとも限りません。

 もう1つの理由は、車輌をスタートさせた際に、かなりの頻度で、「キュルキュルキュル・・・」と、けたたましい音がABSユニット付近から発せられます。まったく車格に似つかわしくない音で、正直、もの凄く恥ずかしいです。この異音はABSユニットから発せられているようです。もてぎのASTPでスキッドリカバリーの練習をしている時も、お尻を強制的に振られる度に、このけたたましい異音が鳴ってました。部品交換で一旦は収まるようですが、年月が経過すると再び発生する可能性が大です。

 以上の2つは、後期ABSユニットに換装することで、何れも解決できるということなので、換装に踏み切りました。また、前期型と後期型ではABSユニットの設計がかなり違うようで、もちろん、後期型のほうがはるかに進化しているそうです。なお、この換装は正規ディーラーさんでは行ってもらえないと思います。この換装は改造の類なのかな? 換装される方は、このあたりを理解してから・・・ということになるでしょう。ちなみに、後期ABS換装を行うとTCSは機能しなくなるようです。

インプレッション

 工事中!(少し走り込んだ後、近いうちにレポートするつもりです)

換装の様子(画像はKSPさん提供)
交換前の前期型ABSユニット
交換後の後期型ABS(桃色円内)
前期型に比べ、かなりコンパクトになってます
青の円内はクルーズコントロールユニットがあった場所(撤去)
右上の小さなオイルタンクはクラッチ用(追加)
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