2020年3月28日
スピードモニター交換
Vol. 154
中古購入品(上)と使用していた品
 2006年2月に新品購入品を装着し、丸14年間使ってきた永井電子のスピードモニタ プラス 4015が、けたたましい警報音と共に突然動かなくなった。今までも、設定値が消えてしまったり、突然電源が入らなくなったりのトラブルが有ったが、だましだまし使ってきた。恐らく、内部に使われているスーパーキャパシタの容量抜けだろうと推測し、同パーツを取り寄せ、交換してみたが、残念ながら症状は同じで、ついに見切りを付ける時がきてしまった(涙)。

 サーキット走行では、230km/h位までスピードを出すので、既存の速度計は180km/h迄の表示なので、それ以上はこのモニターの表示が頼りだった。だから、これが無いととても不便で、安価なGPS型速度計を買って試してみたが、やはり反応時間に1秒位の遅れがあり、何となく不満足であった。
 本品は既に生産終了となっている為、メーカーからの新品購入は不可である。そこで、オークション等の中古市場を検索すると、幾つか中古品や未使用品が出品されていたので、中古品の1つを購入してみた。先ずは入手状態での動作確認をすると、幸いにも正常に動いた。そのまま装着しようかと思ったが、手元にスーパーキャパシタがあった為、予防の為、このキャパシタを交換して使うことにした。

 中古品に付いていたのは、5.5V 0.1F、今まで私が使っていた品に付いていたのは5.5V 0.022Fで、ロットにより容量が違うことが判明した。また、大きさも容量と比例していなくて、容量の一番大きい0.1Fの大きさが一番小さいという、なんとも不思議な感じであった。これは時々の技術革新が影響しているものと推測する。
内部の基板とスーパーキャパシタ
スーパーキャパシタ交換
 5.5V 0.047Fのスーパーキャパシタに交換し、動作確認すると、問題無く動いたので、この状態で使用することにした。入手した中古品のフロントパネルの状態は、あまり良い状態では無かったので、このパネルのみ今まで使っていた自分のモノに入れ替えて組み込んだ。  
 また、後日、今まで使っていた4015を永井電子に修理に出した。故障の原因はスーパーキャパシタとのことであった。修理完了後、手元に戻った際、交換されたスーパーキャパシタを見ると、Panasonic製の5.5V 0.22Fが付いていた。これも技術革新の証しで、ロットにより付いているキャパシタの容量が異なるようだ。このキャパシタの目的は、ユーザがセットしたプリセット値の記憶であろうから、容量は大きいに越したことはない筈だ。ネットでこの0.22Fのキャパシタを探すと、リード品の新品が1ヶ400円程で売られていたので、予備として数個購入しておいた。(右の写真がそれ)
購入したスーパーキャパシタ
仮装着後
 近々、ステアリングコラムの修理をするので、スピードモニターは右の写真の位置に、両面テープで仮設置とした。この位置でも良いのだが、車両警告灯が見えなくなってしまうので、従来通り、最終的には右下のトリップメータ下段に設置するつもりである。