2018年10月27日
C32B換装
Vol. 136
作業プロセス1
 愛車は1991年製、この27年間で88,876kmを走った。途中、エンジン降ろしメンテを実施しているので、エンジンはまだまだ大丈夫だと思っていたが、より気持ちよくサーキット走行を楽しめるように、エンジンを後期型のC32B(3179cc)に換装することにした。

 中古のC32Bエンジンはまず入手不可能で、また、メーカーからは新品のエンジンは供給されない為、すべてのパーツを購入し、一から組むことになる。もちろん、自分では出来ないので、信頼できるTuning Shopで、換装作業を行ってもらうことにした。約3ヶ月間、愛車は手元を離れることになった。
 また、今までのC30Aエンジンから流用できるパーツは、出来る限り再利用することとし、できるだけ費用を抑えることにした。
作業プロセス2
作業プロセス3
■換装後の主な仕様
C32B (3179cc) + Hi-cam shaft + Ultra-light flywheel
6MT + 4.4 Final + Super lock LSD
Controled by HKS F-CON V Pro
 
作業プロセス4
作業プロセス5
 換装後の気になるパワーだが、ダイナパックを使って測定してもらった。従来のシャーシダイナモでの値に換算した結果を紫色で示す。但し、これはあくまで参考値であり、補正係数(tcf)の値如何で、いかようにもなる。

馬力 294PS x 1.15(tcf ) =338PS/7385rpm
 (換装前: 320PS/7800rpm)
 (C32B純正: 280PS/7300rpm)
 (C30A AT: 265PS/6800rpm)

トルク 30.9kgm x 1.15(tcf) =35.5kgm/6563rpm
 (換装前: 30.6kgm/7200rpm)
 (C32B純正: 31.0kgm/5300rpm)
 (C30A AT: 30kgm/5400rpm)
 1000kmの慣らしは、ショップで行ってもらった。自身ではまだあまり走っていないので、的を得たインプレができないが、近所を走った限りでは、今までコーナーの出口で4速->3速にシフトダウンしないと物足りなかった所でも、4速固定のままでも、気持ちよくコーナーが立ち上がれるようになった。

 あとは、今までのように、サーキットのストレートで、C32B搭載車両に置いて行かれなければ良いのだが・・・(悩)。
エンジンルーム
ほぼ完成
 
 
いよいよ搭載です
ダイナパックを使ってエンジンセッティング
&パワー測定
 
 
ダイナパックを使ってエンジンセッティング
&パワー測定
超軽量フライホイール
 エンジンを降ろした機会に、フライホイールをショップオリジナルの超軽量タイプに交換することにした。車両スタート時のクラッチミートが少しシビアになるけど、慣れれば問題は無い。

 これにより、今まで以上にアクセルレスポンスが良いマシンに生まれ変わった。
 エンジンを降ろしたついでに、ミッションを開けてもらうと、かなりのダメージが発覚し、要のパーツはほぼ全交換・・・(爆汗)。想定外の痛い出費だったが、治さない訳にはいかないので、仕方がない。
6MTミッションのオーバーホール
換装後のエンジンルーム
 オイルキャッチタンク用のホースも新しくしてもらった。
 ダイナパックでの測定結果を右に示す。
馬力&トルクの測定結果