2018年2月1日
タイヤ空気圧モニタリングシステム
Vol. 131
タイヤ空気圧モニタリングシステム
 一昔前、タイヤ空気圧のモニタリングシステムは、高価で、かつ、センサーをタイヤ内部にセットするタイプだったので、なかなか手が出なかった。

 最近では、価格が1万円を切る製品も出てきて、かつ、センサーはバルブの先端に付ける外付タイプが発売されているので、DIYで簡単に取り付けることができるようになった。

 ということで、6800円の左の写真のシステムを買って、普段乗りしているパジェロミニに付けてみた。中国製なので、品質の善し悪しを判断する必要がある。

 1週間程、動作状況をモニターしていたが、安定して動作していたので、同じモデルをNSX用にも購入して取り付けてみた。
 センサーの取付は、まず、バルブキャップを外し、センサーに付属の六角ナットをねじ込み、続けてセンサーをねじ込む。その後、先に入れた六角ナットを逆回しし、センサーをしっかりと締め付ける。この作業を4箇所のタイヤで行えば、取付完了である。

 モニターは太陽光パネルでの充電式なので、陽の当たる場所に両面テープ等で固定するだけで良い。車を1分程走らせると、モニターが各センサーを自動認識して、各タイヤの空気圧と温度が表示される。

 空気圧の表示単位は、PsiとBarのいずれかを選択でき、温度は摂氏華氏のいずれかを選択できる。
モニター
(左前が前日の値からまだリフレッシュしていない、大きい文字が空気圧、小さい文字が温度を表す)
センサー(右リア)
 また、上下限のリミッターの値もプリセットでき、空気圧がその値になると、警報音が鳴り、該当するタイヤのアイコンが点滅する。タイヤ内の温度は、70℃に達すると警報が鳴る。

 各センサーにはCR1632リチウムイオンバッテリーが1ヶ内蔵されており、仕様書には電池寿命は約2年と記載されていた。

 購入したこのモデルで特に気に入ったのは、モニターの明るさだ。陽が当たっていると少し文字が見づらいが、夜間は適度な明るさで、とても目に馴染む。
 NSXでは、ダッシュボードの上部に取り付けるのは、ちょっと躊躇したので、センターコンソールの右側手前、即ち、運転者の左足太ももの左側付近に、両面テープで固定した。目線と向きが合っていないので、覗き込むと右の写真のようになるが、常に凝視しているわけでもないし、時々覗き込んで、空気圧の値が判れば良いと割り切った。

 但し、この位置に取り付けると、太陽光での充電は不可であるので、モニターに備わっている充電用Micro USB端子を使って、外部からUSBケーブルで常時充電するようにした。

 なお、センサーを付けたことで、厳密にはホイールバランスが狂っている可能性もあるが、走行にどの程度影響するかは未知数である。

 タイヤが冷たい時(冷間)と暖かい時(温間)で、空気圧がどの程度変化するのか等が把握できるので、こまめに空気圧を調整すれば、最適な空気圧での走行が可能となる。また、万が一、パンク等で減圧した場合、早期発見につながるので、タイヤバースト等の回避も可能となる。
足下を覗くと、こんな感じ・・・(笑)