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T3 TECに到着 |
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ツーリングの前日、東名高速道路で愛知県の実家まで移動中、5速と6速に入れづらいトラブルが発生した。この症状が発生するのは今回で2回目だ。前回、これが発生した時は、車を停止し、イグニッションスイッチをオフオンしたら治ってしまったので、どこかの接触不良かな? と思っていたけど、今回は幾度オフオンしても復旧しないのだ・・・(汗)。
愛車はAT車から6速MTへ換装しています。6速ミッションは、シフトレバーが3速と4速の定位置から、さらに右側へ2段、即ち、5速と6速の位置とリバースの位置へ移動可能です。しかし、シフトアップ中、リバースの位置に移動できる状態のままだと、4速から5速へのシフトチェンジがとても難しくなります。
これを解決する為、速度30km/h以上になると、シフトアップを容易にする為、シフトレバーがリバース側に倒れないように、また、速度25km/h以下になると、リバースギア側へ倒すことができるよう、リバースゲートコントローラなるものが、KSPにより開発されました。これは、コントローラに接続された電磁石(ソレノイド)により行われ、6速MT換装では必須のアイテムです。
今回の症状は、このコントローラがうまく動いていないことは容易に想像できました。 |
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T3テックの工場長に連絡をとり、症状を伝える。この症状が発生している時、ULTRAのスピードモニターの表示が消えてしまっているのだ。しかし、アナログのスピードメータは正常な速度を示していることから、ULTRAのスピードモニター周辺に原因があるのではないか? という推測であった。
この月末、NSXオーナーズミーティングでモテギに行く予定であり、サーキット走行中にこの症状が発生すると、シフトダウン操作が極めて難しく、ギアを間違え、オーバーレブを起こしてしまう可能性が高いので、それまでには何としても治しておかねばならない。
ツーリング時は既に症状が消えていたけど、少し頑張って、帰路、T3 TECまで足を伸ばし、診断してもらうことした。
急なお願いにも関わらず、TYIZさん直々に診断して頂いた。まずは、ディーラーで付けてもらったスピードモニターへの配線の加工がダメということで(笑)、しっかりと治してもらい、リバースゲートコントローラへの車速パルスをV-PROから直接かつ単独で配線してもらうことにした。こうしておけば、スピードモニターが原因で悪さをしても、リバースゲートコントローラは正常に動作を続けるはずだ。 |
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リアのみリフトアップし、検証開始 |
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さらに前に出るようにシート位置を修正 |
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この症状の原因は判明していないが、恐らくスピードモニター本体のトラブルか、その配線系だろうということであった。このモニターは元々、スピードリミッターをカットする目的で付けていたのだが、その後、V-PRO制御に変えており、こちらでリミッターは解除しているので、リミッターカットとしての役目は既に終えている。仮に表示が消える症状が出ても、180km/h超の速度モニターができないだけなので、しばらくはこのままで使うことにした。
ついでに、ドライバー側のシートの相談をする。実はあるドライビングスクールで、プロのレーサーの方に運転してもらった時、ペダルが遠すぎる、椅子、もっと前に出ないの? と言われていたのだ。僕より小柄な方が運転すると、確かにペダルまでの距離が遠いのだ。あと10cm程、シートが前に出れば解決するのだが・・・。
で、TYIZさん、しばらく構造を眺めた後、前に出せそうだ! と何かをひらめいたようだった。聞くと、ヒンジを前後逆に付けると、確かにさらに前に出せそうなことが判った。さすが、この辺りの着眼点と応用力は凄いですね。関心しきり・・・(微笑)。ということで、この問題も完璧に解決して頂きました。 |
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