今から30年以上も前の出来事を綴ってきたが、正直、記憶もおぼろげになってきており、思い出すのに結構心悩ませた次第である。かねてより、自分の山での足跡を整理したいとは考えていたが、このホームページがきっかけとなり、何とか最後まで綴ることができた。心の中での一つの区切りがつき、ある意味清々しい気分である。

 記憶が戻らない部分については、遠方に住む山の先輩宅に出向き、当時の山行記録を貸してもらったりもした。よくぞ今まで保存していたものだと、この時ばかりは随分と感激した。

 おそらく、山岳クラブに属していなければ、これだけの出来事を正確に綴ることは困難だったに違いない。サークルに入っていたことで、当時の記録類が残っていたことは幸運であった。

 ほとんど自身の気持ちの整理のために綴ってきたが、何かの参考にでもなれば幸いである。

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