2001年6月21日 作成 | ||
南アルプス 三伏峠〜茶臼岳 縦走 |
1974(S49)年7月31日〜8月5日 |
7月31日 | 新宿 23:20 (アルプス7号) |
8月1日 | 辰野 03:51/04:35〜(電車)〜伊那大島 06:08/06:30〜(バス)〜奥沢井 07:30〜(車)〜塩川 08:10/08:40〜三伏峠 13:15〜三伏小屋キャンプ地 13:30 (幕営) |
8月2日 | 起床 04:30 三伏小屋キャンプ地発 06:20〜烏帽子岳(2726m) 07:10/07:20〜高山裏露営地 11:05/11:40〜荒川岳中岳(3083m) 15:00〜荒川小屋 15:40 (小屋泊) |
8月3日 | 荒川小屋発 05:50〜大聖寺平 06:15/06:30〜小赤石岳(3070m) 07:35〜赤石岳(3120m) 08:15/08:40〜百間平 09:45〜百間洞露営地 10:20 (幕営) |
8月4日 | 起床 02:00〜百間洞露営地発 04:20〜中盛丸山(2806m) 06:10/06:20〜兎岳(2799m) 07:10/07:20〜前聖岳(3011m) 09:05/09:30〜聖平 10:30/11:00〜上河内岳(2803m) 13:00/13:30〜茶臼小屋キャンプ地 14:20 (幕営) |
8月5日 | 起床 04:30 茶臼小屋キャンプ地 5:00〜茶臼岳(2604m) 05:15/05:35〜横窪沢小屋 08:00/08:10〜ウソッコ沢小屋 09:05/09:25〜畑薙大吊橋 10:45〜畑薙第一ダムバス停11:30/13:00〜(バス)〜静岡駅 16:30 |
メンバー: 山口、渡辺、中満 | |
会費(交通費/食料費): \5,000/一人 ※山行計画書&報告書有り | |
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はしがき 山を始めて2年間の夏の合宿は、いずれも北アルプスを縦走した。そこで、今回はターゲットを南アルプスに変え、赤石山脈の南部を一気に縦走することを計画した。三伏峠から入山し、荒川岳、赤石岳、聖岳を経て、茶臼岳までを5泊6日で走破する計画だ。メンバーは私を含めて3名だ。今までの合宿とは違い、少し寂しい感じがしないでもないが、少人数ゆえのメリットもある。大勢の場合はきまって大型の重いテントを持参するのだが、今回はツエルト(非常用テント)一張りのみとし、食糧もインスタント食品をメインにし、可能な限りの軽量化をはかって臨んだ。 7月31日 新宿発23時20分のアルプス7号に乗り込み、運良く座ることができる。 8月1日 伊那大島から奥沢井までは路線バスで入り、ここで運良く車を拾い、塩川まで送ってもらう。小屋でお茶を飲み、いざ出発である。2Pで尾根に取り付き、ここから3時間で三伏峠を通過し、三伏小屋のキャンプ地まで下る。あたりは既にテントで一杯であった。我々もツエルトを張り、いざ昼寝でもと思った時、夕立が降り始める。夕方5時頃には止むが、テント内は悲惨な状態だった。 8月2日 早々、出発する。お花畑の中を烏帽子岳に向けて登る。2Pでピークに着く。小河内岳の避難小屋の光景が何とも格好が良い。左手には荒川岳も視界に入り、行程の長さを実感させられる。小河内岳への登りで一汗かいて、高山裏露営地までの下りに入る。この辺りのお花畑は素晴らしい限りだ。荒川岳への登りの途中で、雨が降り出す。山頂に着く頃には、あたり一面ガスに包まれてしまい、視界がまったく利かなくなる。地図と感を頼りに進み、ようやく荒川小屋にたどり着く。雨が激しいので、今日は小屋に泊まることにする。 8月3日 今朝もきれいな朝焼けだった。大聖寺平は広々とした大地で気持ちが良い。小赤石岳への登りは、朝の涼しい時間帯だったので、楽に登ることができた。赤石岳に着き、展望を楽しむ。この辺りはまだ雪渓が残っていた。30分ほど休憩の後、南面をまいて稜線にでると、目の前に百間平が見えてきた。その名の通り、百間もあろうかという台地が稜線上に広がっている。その後、百間洞キャンプ地に到着し、今日の行程を終える。早々、テントを張り、シュラフなどを乾かす。 8月4日 今日は気合いを入れて2時に起床し、4時20分に百間洞を後にする。中盛丸山を越し、小さな登りを繰り返すと、兎岳に到着する。ここから急な下りを駆け下りると、こんどは聖岳への長い登りだ。早朝の涼しい中なので快調に進み、2Pで聖岳山頂に到着する。この縦走路最後の三千メートル峰だ。聖平へ降り、お花畑に咲くニッコウキスゲなどを鑑賞しながら、早い昼食を取る。この頃に雨が降り出すが、ほどなくして止む。途中、上河内岳にピストンアタックし、この日は茶臼小屋までとする。キャンプ地はすでに満員御礼で、我々のテントを張る平らな所などどこにもない状態だった。仕方なく、土いじりをして、自ら斜面を平地にしテントを張る。 8月5日 早朝、茶臼岳をピストンアタックし、テント場に戻り朝食をとる。これで縦走も終わりだ。歩いてきた峰々に別れを告げ、横窪峠経由で畑薙第一ダムに降り立つ。ここのロッジに泊まるつもりだったが、満員とのことなので、このまま帰ることにし、13時発の静岡行きのバスに乗車し家路についた。 編集後記 この山行は時折夕立に見舞われたものの、比較的好天に恵まれ、当初の予定通りに完走することができた。 |
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茶臼岳ってどこにあるの? |
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