2001年2月4日 作成
谷川岳 芝倉沢 (雪上訓練・初山行)
1972(S47)年4月21日〜23日
4月21日 上野〜(夜行)〜土合
4月22日 土合〜(清水街道)〜芝倉沢出合〜雪上訓練 (幕営)
4月23日 芝倉沢出合〜(清水街道)〜土合〜(電車)〜立川
メンバー: 山口(CL)、沖(SL)、杉谷、鈴木、柴山、渡辺、半田
会費(交通費/食料費): \2,600/一人 ※山行計画書有り
幕営地にて(小生)
素顔はねっと初でびゅ〜です
 私にとっては生まれて初めての山行である。当時所属した山岳クラブの主催で、谷川岳の芝倉沢に出向き、我々新入部員を中心とした「雪上訓練」を行うことになった。

 新入部員2名、女性先輩部員2名、男性先輩部員3名の計7名の構成であった。仕事を終え、上越線上野駅発の夜行列車に乗り、翌朝夜明け前に土合駅に到着した。そして、私はいきなり度肝を抜かれることになった。

 それはご存じの方も多いと思うが、上越線土合駅の下りホームは、谷川岳の地下深くに造られており、このホームより改札出口までは、何と462段の階段(328m)を登らなければならず、空身でも10分、我々のように思い荷物を背負っていると、たっぷり20分はかかる。電車を降りたホームからこのトンネル内の階段を見上げても、出口はまったく見えず、気が遠くなるような思いであった。重い荷物を担いで必至になって登り、どうにか出口にたどり着いたのであった。何とも凄い駅である。このホームは今でも存在するので、興味のある方は行かれると良い。

土合駅を紹介しているホームページ

 土合駅の構内で、朝食代わりのラーメンを作って食べたが、何とも美味しくなかった。腹ごしらえを終え、一路幕営予定地である芝倉沢出合に向かった。

 訓練は芝倉沢の上部で行われた。もともと雪国生まれではない小生には、雪上歩行はかなり難しかったが、繰り返すうちに次第に要領がわかってきた。また、歩行中に誤って雪面を滑落した場合の停止訓練なども繰り返し行われた。

 訓練終了後に、幕営地で食べた「豚汁」がやけに美味しく感じたのを今でもはっきり記憶している。こうして、僕の初山行は無事終了したのであった。
滑落停止訓練の風景
滑落停止訓練の風景
谷川岳ってどこにあるの?
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