ドイツ・ブラウンシュバイク市探訪
2001年8月25日作成
その2
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 先ず、この写真を見て何か違和感はないだろうか? 実はこの建物の柱はきちっとした水平垂直を保っていないのだ。カメラの広角レンズによる影響もあるが、肉眼で見てもこのように見えるのだ。
 旧市街のマーケット市場(Marktplatz)横に残っている昔の「ものさし」で、かつてはこれを基準にモノの長さをはかっていたそうだ。

 1エレ=57.07cm

 エレ(Elle)とは人間の肘(ヒジ)の長さを基準とした昔の単位だそうだ。
 ブルク広場(Burgplatz)にある獅子像(Loewendenkmal)で、1160年に建造されたもので、ヨーロッパ中世の屋外像としては最古のものである。

 残念ながら現在の像(写真のもの)はレプリカで、本物は屋内に保存されている。
 市内北西部にあるLoebbeckes Insel公園を散歩していたら、偶然ガウス(Karl Friedrich Gauss, 1777-1855)の像を見つけた。

 ガウスはここブラウンシュバイク市の貧家に生まれ、フェディルナンド公爵の援助で学業を続け、ゲッチンゲン大学に学んだ。ニュートン、アルキメデスとならぶ、3大天才数学者の一人である。

 数多くの数学上の発見をしたが、物理学でも、電磁気学、力学、流体力学等の著しい寄与をした。
 市内南部にあるKiryat-Tivon Park。とても静かな公園だ。
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