海外回遊記 2001年6月30日更新
ドイツ・コブレンツ
Koblenz, Germany
1979年9月
 ライン川の下流側の出発点として知られるコブレンツ。その名はローマ時代の言葉「合流点」に由来する。ライン川に向かって西側から大支流モーゼル川が流れ込む合流点だ。この町は、18世紀末、ルイ16世の血縁などのフランス人移住者たちが瀟洒なフランス風の町並みを築いたが、第二次大戦中、町の7割以上が破壊されてしまった。今ではモダンな町並みに生まれ変わっている。
ドイッチェス・エック Deutsches Eck
※モーゼル川(左側)とライン川(右側)の合流点だ。
騎馬像の基台より撮影。
ドイッチェス・エックにそびえるドイツ帝国皇帝プロイセンの
ヴィルヘルム一世の騎馬像の基台
第二次大戦中、要塞と勘違いした米軍の砲撃で吹き飛ばされてしまった。
モーゼル川より見たライン川との合流点
※右端に見えるドイツ国旗のところがドイッチェス・エックだ。また、右奥の
丘の上にかすかに見えるのがエーレンブライトシュタイン要塞である。
エーレンブライトシュタイン要塞 Ehrenbreitstein
※天然の要塞として10世紀頃から利用されていたが、現在の砦を
築いたのは、19世紀にこの地を支配したプロイセン。
モーゼル川に沈む夕陽