北海道の旅(道中記) | 2002年8月31日更新 | ||
8月6日(第6日目) | |||
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備考) *マークの画像はデジタルカメラで撮影したものであることを表します。 | |||
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今日の細かな予定は決めていない。宿も予約していないので、今日は車中泊のつもりだ。出発の時は晴れていたが、朝の天気予報では下り坂を伝えていた。とりあえず摩周湖方面に行くことにする。 硫黄山の案内板が目に入り、先に行ってみることにした。山肌から蒸気が吹き上がる姿は圧巻だ。噴気孔の熱でゆで卵を作って売っていた。売り子の兄さんに聞くと、5ヶで500円だという。僕は一人なので1ヶだけ100円で売ってくれと言うと、バラ売りはしていないという。 それでもしつこく交渉し、結局、2ヶを200円で買うことで話がまとまった。旅館で美味しいものをたらふく食べてしまったので、今日のお昼ご飯はこのゆで卵にしよう。 その後、摩周湖に向かう。急な坂道を上りきると第三展望台があったので、ここから湖を眺める。摩周湖は世界でも有数の透明度を誇るカルデラ湖だ。展望台からの景色は綺麗なので大いに結構なのだが、僕は世界に誇る透明度とはどの位のものなのか、実際にこの目で見てみたかった。しかし、一般の観光客は湖には近づけないようになっているらしい。残念だが、それ故、高い透明度が保たれているのかもしれない。 その後、屈斜路湖の湖畔を半周し、車窓からの眺めを楽しんで、阿寒湖へ向かうことにする。241号線で阿寒湖に入る手前、双湖台という見晴台があったので立ち寄る。この頃、空は曇り始め、ペンケトーとパンケトーの湖がわずかに見えたが、曇っているせいか、湖面の色もさえず、あまり感激もなかった。晴天だったらきっと美しい姿を見せてくれることだろう。 阿寒湖畔温泉の中の駐車場はすべて有料だった。少々しゃくにさわったので、僕は少し離れたところにある無料駐車場を見つけ、そこから歩いて温泉街に入った。土産物屋で、まりもや木彫りのキーホルダーなど、土産物を少しばかり買い込んで阿寒湖を後にする。 帰宅後、阿寒湖の湖畔に「まりも展示観察センター」なるものがあるのに気づいたが、時すでに遅しだった。今度訪れる機会があったら是非とも立ち寄ってみよう。 今日はできることなら層雲峡に行ってみたいと考えていたのだが、阿寒湖から層雲峡までは150kmほどある。どうしようか随分と迷ったが、結局は、北見経由で向かうことにした。 北見から39号線をたどり、石北峠を越えて層雲峡に入る。峠を下る頃より土砂降りの雨に見舞われる。せっかく来たのについてない。層雲峡の黒岳ロープウェイで上にのぼってみたが、ガスっていて視界ゼロ。あ〜、お金の無駄遣いをしてしまった。でも、山頂駅で可愛らしいシマリスに出会えたので少しは救われた。 土砂降りの雨ではカメラを構える気持ちにもなれず、結局、層雲峡には1時間も居なかった。天気の良い日にまた来よう。 その後、上川町、白滝村、丸瀬布町を経由してオホーツク海沿岸の湧別町にでる。途中、上川から丸瀬布までは、何故かまだ通行料無料の「旭川紋別自動車道」に乗る。 湧別からサロマ湖に行こうと思ったが、時間もないし、逆方向なので結局はあきらめた。夕方の6時頃に紋別に到着した。まずは「道の駅オホーツク紋別」の様子を見に行くことにする。道の駅には数台の車しか止まっておらず、静かそうなので、ここを今夜のねぐらに決め、町中に腹ごしらえに出かけた。 港の近くに美味しそうな海鮮料理屋を見つけた。早速入ってみると、いきなり店のおやじに、「今、団体が入ったばかりなので、料理を出せるのに何時間かかるか判らない」と言われてしまう。1Fの席は空席ばかりが目立つのだが、そう言われては「帰れ」と言われているようなものだ。僕はすっかり気分が悪くなり、近くのラーメン屋に入ることにした。 腹ごしらえも終わり、さて、温泉を探さねばならない。車で町中を巡っていると、「美人の湯」という公共の温泉があった。僕はその名前につられて、何の迷いも無く、一目散に入っていった。(爆) 入浴料は700円だった。中に美人がいたかどうかは判らないが、お湯に浸かれば美人になるという意味かもしれない。(普通の公衆浴場ですので変な想像はしないでね。) 温泉に入ったので気分は爽快だ。今日のねぐらは道の駅なので、根室の時のようにビクつくこともないだろう。それにしても今日は良く走った。一般道を500kmも走ってしまっていた。もう少し余裕を持って旅行しようと反省しつつ眠りについた。 |
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