北海道の旅(道中記) | 2002年8月18日作成 | ||
8月2日(第2日目) | |||
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備考) *マークの画像はデジタルカメラで撮影したものであることを表します。 | |||
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昨夜は22時30分頃に寝付いたようだが、朝の4時には目が覚めてしまった。寝たような寝てないような・・・。6時から大浴場が始まると表示されていたが、覗いてみると既に若者一人が入浴中であったので、まだ5時だったが僕も入ることにした。その若者は僕が入ると同時に出ていってしまったので、大浴場を一人で独占して、のんびりとくつろいだ。 その後、コーヒーを飲んだりカップラーメンを食べたりしてフェリーのロビーでくつろいでいると、神奈川県から来たという僧侶の方と出会い、しばし話し込んでしまう。その後、時間をもてあまし気味で、8時頃、3回目の入浴をする。(爆) 大洗港を出発した時は快晴だったものの、フェリーのデッキに出てみると、いつの間にか曇っているではないか。これは北海道は天気が悪いのかな?と少し気ががっかりする。 13時15分、フェリーは定刻通り苫小牧港に入港した。出発から19時間、いや〜長かったこと。フェリーから降り立ち、いよいよ北海道に上陸だ。早々、車を停めて外に出てみると、何と結構暑いのだ。え〜、北海道ってこんなに暑いの〜?。車に備え付けの外気温を示す温度計を見ると28℃だった。 今日は襟裳岬まで約150kmの道のりだ。夕方までに宿に到着したいので、先を急ぐことにした。苫小牧から国道235号線を走る。道路の路肩が広いので、走っているとアメリカのフリーウェイを走っているような錯覚に陥る。道は広くて車は少なく、おまけに信号がほとんどないときている。まるで高速道路を走っているようで、運転していてもすこぶる気持ちが良い。苫小牧市外に出ると雄大な大自然が目に飛び込んできた。 国道235号線と平行して高速道路(日高自動車道)も走っているが、こんなに空いている道なら別に高速道路を利用する理由もない。でも、スピードの出し過ぎだけは気をつけよう、事故を起こしてしまったらそれで旅行も終わりである。そう自戒しながら先へと進む。 途中、日高ケンタッキーファームという観光牧場の看板が目に入り、立ち寄ることにした。入場料500円を払って、北海道の牧場の雰囲気をしばし味わった。牧場の中に馬鹿でかいセントバーナード犬が寝そべっていたので、ちょっかいを出したが、まったく無視されてしまった。(爆) 苫小牧を出発した時は28℃あった外気温も、襟裳岬に近づくにつれ少しずつ下がってきて、岬に着く頃には、何と18℃にまで下がっていた。岬の駐車場に車を停め、半袖のTシャツのまま外に出たが、風もあり結構肌寒かった。 ついに襟裳岬に来たのだ。風景を眺めながら感慨無量。岬には森進一の「襟裳岬」の歌詞が刻み込まれたプレートが置かれていた。岬のまわりをみると、あたり一面に高山植物が咲き乱れていた。(この地では高山植物とは言わないかもしれない。)本州などでは標高1000m以上の山でないと見かけない花ばかりだ。緯度が違うとこういうものなんだ〜と一人で感心してしまう。 フェリーの中で眠れるか自信がなかったので、初日の今日はあらかじめ宿を確保しておいた。目的の宿は岬の真下の直ぐ近くにあった。抜群のロケーションだ。18時頃にチェックインすると、もう夕食の用意が出来ているという。女将さんは直ぐに食べてもらいたいような雰囲気だったが、僕は岬から沈む夕陽が見たいことを申し出て、食事は後回しにしてもらうことにした。早々、荷物を部屋に置いて、再び岬まで歩いて戻った。 岬の西側まで行って、沈む夕陽を眺めたり、カメラにおさめたりしてしばし時を過ごす。直ぐ横では夕陽を狙って10人ほどの人達がカメラを構えていた。それにしても、なかなか綺麗な夕陽だった。初日からこんな景色を見ることができて幸せだ。 岬で一人遊んでいると、一組の熟年夫婦が来た。せっかくだから、一枚位は証拠写真でも撮っておこうと思い立ち、お願いしてシャッターを押してもらう。聞けば、キャンピングカーで道内を数ヶ月かけて廻るとのこと。何とも羨ましい話だ。車を見せてもらったが、えらく立派なキャンピングカーでビックリした。あんな車ならホテルに寝泊まりするよりきっと快適なんだろうな〜。僕の車の特製ベッドなど木っ端みじんだった。(爆) 別れ際に名刺を頂いたので、僕も個人の名刺を差し上げた。 陽も沈んだ頃、えらく寒くなってきたので宿に戻り、夕飯をご馳走になる。海鮮料理に舌鼓をうって、昨夜の分まで腹一杯食べる。それにしても涼しい、いや、寒い。宿のご主人に聞くと、この時期でも朝は10℃位まで気温が下がることもあるので暖房を入れることもあるという。いや〜、都心の近くに住む者にとっては、まったく考えられない気候だ。でも、その分、冬は大変なんだろうな〜と思う。 明日の日の出は4時半頃とのことなので、せっかくだから早起きして日の出を拝むこととし、携帯電話に目覚ましをセットして床についた。 |
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