アンモナイトの化石を使って、鉱石ラジオを作ってみました。使ったのは、直径1cmほどのモロッコ産の赤鉄鉱化したジュラ紀のアンモナイトです。これは鉱物フェアに行った時に買っておいたものです。様子は下の写真を見て下さい。何故、アンモナイトの化石を検波器に使ったかですが、アンモナイトの化石が赤鉄鉱に置換していれば、これは鉱石の一つで半導体ですので、検波器として充分動作するはずだと考えたからです。
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アンモナイト検波器 |
ラジオ本体は、VOL−11でご紹介した自家製の鉱石ラジオを使いました。まず、ゲルマニウムダイオードを使って、イヤホンからラジオの音が聞こえることを確認します。次に、ゲルマニウムダイオードを使った検波器を回路から切り離し、その代わりに、上の写真のアンモナイト検波器を取り付けます。そして、イヤホンを聞きながら、探り針でアンモナイトの表面を探ります。しっかりとした構造の検波器ではありませんので、恒久的な使用は難しいですが、聞こえるかどうかを試すには、このような簡単なもので充分です。
さて、結果は・・・、僕の期待に反して、残念ながらラジオは聞こえませんでした。手元に測定器が無かったので正確な原因はわかりませんが、おそらくは、使用したアンモナイトが充分に赤鉄鉱化していないことが原因でしょう。次の鉱物フェアで、鉱物に置換した何種類かのアンモナイトを入手し、再度挑戦してみようと思っています。アンモナイトラジオ・・・、何かロマンがあって良いと思いませんか?(笑) |