アンティーク・コレクション
Part No. 10
2002.07.14 upload
電界強度計 安立電気 M-321C
 今回ご紹介するのは真空管ラジオではありません。業務用の電界強度計で、その名が示す通り、電波の強さを正確に測定する為の受信機です。安立電気株式会社(現:アンリツ)製のM-321というモデルで、1975年に製造されたものです。放送局の音楽などを聴くことが目的ではありませんので、スピーカなどは装備されていませんが、クリスタルイヤホーンでAM/FMの復調(音を聴くこと)ができるようになっています。

 内部を見ての第一印象は、「昔の方は良い仕事をしている」ということです。各部品が整然と並べられ、細部に至るまでしっかりと造り上げられています。電磁シールドも完全です。また、同調部の連結ギア群の巧みなメカニズムにも驚かされます。本機を入手した時は取扱説明書が無かったのですが、その後、インターネット上のオークションで取扱説明書の原本を見つけ、入手することができました。取扱説明書は懐かしい青焼き(といっても若い人は判らないかな?)で作成されていました。

前面
内部背面
同調部の連結ギア群
取扱説明書

■主な仕様
型式 Anritsu Field Strength Meter M-321C
製造者 安立電気株式会社
受信周波数 25 MHz - 230 MHz
検波器 平均値検波(オプション装着で準尖頭値検波が可能)
通過帯域幅 80 kHz±10% (-6dB)
入力インピーダンス 50Ω BNC形コネクタ
測定精度 ±2 dB
モニタ回路 A2、A3、F8の復調が可能
電源 100 V AC および乾電池(UM-3x16ヶ、12V)
寸法、重量 幅 320mm x 高さ 215mm x 奥行 164mm、8.5 kg

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